今週のピックアップ銘柄:NY原油先物とCFD(OILUS)

米エネルギー情報局が25日発表した週間の石油在庫統計で原油在庫が大きく減り、需給が引き締まるとの観測から買い戻しが活発になりました。米原油在庫は前週比で614.7万バレル減と市場予想を上回って大きく減り、2015年2月以来の少なさとなりました。そのため、米国内の原油需給の逼迫が意識された模様です。

フィボナッチ分析

NY原油先物のCFD、OILUSUS_Sep18は短期的に買われ過ぎになっています。この先、どこまで上げていくのか気になるため、ここではフィボナッチ分析からレジスタンスゾーンを算出しました。

第1レジスタンスゾーンの69.25から69.54ドルに到達しています。第2レジスタンスゾーンは70.77から71.19ドルです。このままだと70ドル台に原油先物価格は戻ってくるでしょう。

季節性周期:シーズナルパターン

今後の原油先物は上昇するのか? それとも、戻り売りに押されていくか?

原油先物市場の季節性周期、シーズナルパターンによると、7月から横ばいに推移して年末に向けて下降しています。つまり、夏場に原油をはじめとするエネルギー関連先物価格はピークをむかえています。需給関係によって、シーズナルパターン通りに価格変動はおきませんが、今のところ、シーズナルパターンにそって原油先物価格は下げてきています。先週、公開したWTIと大豆油先物の関係から、この原油価格は下げる可能性が高くなっています。

原油先物の価値:バリュエーションモデル

現在、原油先物の価値を米国債、米ドルインデックス、そして金価格と比較してみると、ニュートラルになっています。つまり、69ドル台の原油先物市場は割安でも割高でもないと言えます。そうなると、シーズナルパターンに沿って原油価格は下降すると予測するのが自然でしょう。

COTレポート:コマーシャルズ

データ:SAXO、CME

64ドル台と72ドル台で原油生産者などのコマーシャルズがヘッジのオペレーションを活発にしていました。COTレポートは毎週、金曜日にCFTCが公表しています。まず、27日に公表されるCOTレポートに注目したいと思います。その後は、原油先物価格が64と72ドル台になったときのコマーシャルズのヘッジオペレーションに注意するべきです。原油市場は8月から大きく動き出す可能性が高まってきています。