久々に日本のイベントが注目を浴びています。

来週30~31日に行われる日銀政策決定会合です。

日銀は2%の物価目標達成を掲げて金融緩和政策を続けていますが、2%の目標達成はいまだに困難な状況です。
そのような中で大規模緩和の副作用が大きくなってきているために、副作用に配慮するのではないかとの思惑が広がっています。

日銀はイールドカーブコントロールによって10年債の利回りを0%付近に誘導するように国債の買取を調整しています。
このために通常は0%を大きく離れて金利が上昇することはないのですが、ここのところは金融緩和を修正するとの報道が相次いで出てきているために金利の調整を柔軟にするのではないかとの予想が広がっています。

23日に新発10年国債利回りが0.09%まで上昇したために、日銀は0.11%で指値オペを実施しました。
指値オペは0.11%より金利が上昇(国債価格が下落)する局面では国債を無制限に買い入れて金利の上昇を抑える介入のようなものです。
これによって10年債の利回りは低下しましたが、26日には0.10%に上昇。本日も高いレベルで推移しています。

世界的に金利が上昇する局面で、日本の金利だけは日銀のイールドカーブコントロールによっていまだに低いレベル抑えられています。
ただ日銀が政策変更をした場合0.10%を超えて大きく上昇するのか?
そこまで緩和姿勢を変える可能性もなく、やや報道に過剰な反応をしているような気もします。

日銀は本日も14時に0.10%で指値オペを通知しました。

ETFの買い入れに関しては日経平均型からTOPIX型ETFの買い入れを増やすという決定はあるのかもしれません。

ATMのボラティリティ

グラフはオプションのATMのボラティリティです。
1週間物ボラティリティも上昇してきており、警戒感があるようです。

ヒストリカル・ボラティリティとインプライド・ボラティリティの動き

こちらのチャートは左側はヒストリカル・ボラティリティとインプライド・ボラティリティの最近の動きです。インプライドが上昇してきていることがわかります。
113円台から111円台に急落したこともありますが、比較的レンジ相場の中でも上昇している中での上昇は、やはり日銀への警戒感じゃないでしょうか。

右側は1か月物のリスクリバーサルのチャートです。リスクリバーサルの値がマイナスということはプットオプションがコールオプションに対して割高になっているということを表します。
ドル円は基本ドルプットオーバー(プットオプションが割高)なのですが、やはりここにきて割高度が増してきています。

ドル円の動き

チャートはドル円の4時間足です。113円台から110円台に下落後は111円を挟んだレンジが続いています。
111.50~60が短期的なレジスタンスになっています。ここを上抜けできれば一旦底を売って反転とみています。
それでも111~113のレンジと思われます。

また何らかの変更があったりして下落する局面では110.20~30がファーストサポート、そこを抜けると109.20~30が次のポイントになると思われます。