8月2日のBOE・MPCでは全会一致で0.25%の利上げを決定。予想は7対2の利上げだったので、全会一致となりポンドは上昇する局面もありました。

BOEは2020年の物価見通しを5月時点の2.01%から2.04%に上方修正し、全般的に5月時点よりもすべての年で上方修正となりました。

BOEは経済指標から1~3月期の成長減速は一時的と判断して、年1回の利上げペースを確認しました。

将来の利上げは緩やかなペースかつ限定的という表現は変わりませんでした。

 

問題はブレグジットの行方では。

カーニーBOE総裁は、ブレグジットの前提は新協定へのスムーズな移行で変わっていません、ブレグジットの結果がどのようなものであっても準備はできていると発言しました。

しかしここのところの動きを見ると、新協定へのスムーズな移行は現実的ではなさそうです。

3日、カーニーBOE総裁はハードブレグジットの蓋然性が不快なほど高いとし、フォックス英国際貿易相は合意なしの離脱確率が60%あるとの見方を明らかに。

6日、メイ英首相は、英国にとって素晴らしい合意を勝ち取る交渉を行うが、酷い合意よりも合意なしの方がましだとの考えに変わりはないと発言。

このようにハードブレグジットの可能性が以前より高まっているように思えます。

NIESR(英王立経済社会研究所)によると、ハードブレグジットの場合、英国がノルウェーと同じようにある程度絆を保って離脱するソフトブレグジットに比べて国民一人800ポンドの負担になると述べています。

 

 

グラフはオプションのポジションです。

ドルスイスのプット、ユーロスイスのプット、豪ドルのプット、ポンドドルのプットが増加しています。

 

 

チャートはポンドドルの日足です。

ポンドドルは4月17日の高値1.4374から1.2865付近まで下落しています。

やはり250日EMAの位置する1.35付近が下抜けしたことが下落トレンドを確実にしました。

RSIは50%を超えられず下落が継続。2016年10月16日の安値~2018年4月17日の高値1.4374の50%戻しの1.2935も下抜けしました。

短期的には61.8%戻しの1.26付近と見ています。