今週のピックアップ銘柄:NY原油先物

トランプ米大統領が中国からの輸入品2000億ドル相当に対する追加関税を来週にも発動する可能性があると報じられ、貿易摩擦が世界景気の鈍化につながり、原油需要を抑えるとの見方が売りを誘った模様。また、石油サービス会社ベーカー・ヒューズが8月31日発表した米国の石油掘削に使う設備(リグ)の稼働数は、前週から2基増えていました。米エネルギー情報局(EIA)が同日公表した6月の米石油生産量は5月から増えており、米国産原油の供給増が意識されてきています。

NY原油先物のシーズナル

Labor Day後の原油価格はどうなるのか? 例年、原油価格は下降してきています。上記のシーズナルをみても赤矢印は下降を示しています。ここ数日、原油は軟調に推移するでしょう。季節性周期的には10月に入ると、原油価格は更に下落していく傾向が強くなっています。そのため、シーズナルから、今後、売り手にまわるべきのようです。

バリュエーションモデル

ラリー・ウィリアムズ氏が開発したバリュエーションモデルによると、原油は米ドル、金、そして、米国債と比較してニュートラルになっています。そのため、更にここから値を下げても不思議ではありません。

テクニカル分析

ここから原油は下降トレンド入りするのでしょうか? どうも、そうではないようです。独自開発したトレンドモデルによると、NY原油先物の上昇トレンドは継続しています。上昇モメンタムは薄れてきていますが、それでも、下降トレンドではなく、横ばい状態に入ったとみるべきでしょう。重要なサポートである64ドルを割るまでは、あくまでショートは短期的であって、短期的に売られ過ぎになったところで買い戻すことになるでしょう。方向感が乏しくなってきて、レンジ相場を形成することになると思います。そのため、レンジ下限で買い・上限で売りという戦略になります。下限は64ドルで上限は69ドルです。