■オートチャーティストとは

オートチャーティストとはSaxoTraderGOで取引できる商品のチャート分析を自動で行い、確率が高いと考えられる売買戦略を表示する取引支援ツールです。チャート分析はテクニカル分析でも最も基本かつ重要なチャートパターン(各種の反転、継続パターン)、キーレベルパターン(トレンドライン)、フィボナッチパターン(リトレースメント等)が完成した場合、あるいは形成中に一覧表示されます。一覧表示では、各種パターンの詳細、取引を行う場合のターゲット等の情報が表示され、表示する情報をフィルターで絞り込むことが可能です。この売買戦略レポートでは、この一覧表示の中から翌週にも有効と考えられる通貨ペアを毎週3通貨ペア、ピックアップしていくこととします。

10分でできるオートチャーティスト・クイックマニュアル
オートチャーティスト・完全ガイド
オートチャーティスト・チャートパターン分析入門

■先週のレビュー

まず、先週のストラテジの振り返りです。先週はノルウェークローネ買いを中心として、トルコリラ売りをひとつ加えたストラテジです。結果を見ていきましょう。

(1)USDNOKの売り(シグナル点灯10月10日)TP=8.1805、SL=8.2910

対ドルでのNOK買いです。執筆時点のレートが8.21493、その後のレンジは8.11563~8.24275と執筆直後から順調にNOK買いの動きとなりました。結果として+344.3pipsの利益です。大台が大きいため、イメージ的には8掛け程度の利益です。

(2)GBPNOKの売り(シグナル点灯10月10日)TP=10.7354、SL=10.8885

対ポンドでのNOK買いです。執筆時点のレートが10.8556、その後のレンジは10.6609~10.8965と執筆直後にいったん買いが入りSLを付けてからの急降下です・・最近、このパターンが多い気がしますが仕方ありません。こうしたテクニカル売買も含めてシステム売買ではSLが先についても、ワンタッチでも負けは負けです。トータルで勝てばいいというスタイルを続けていれば最終的には結果がついてくるものです。執筆当日のNY市場でSLに到達、ー329pipsの損失となりました。こちらは大台が10〜12月期なので10分の1の損失イメージです。

(3)TRYJPYの売り(シグナル点灯10月11日)TP=17.93、SL=18.82

こちらはトルコリラ売りです。最近のトルコの経済状況を考えた売りで、先週執筆時点のレートが18.395、その後のレンジは18.384~20.233と、執筆直後から大幅に上昇しています。トルコリラ急落後の戻し高値を上抜けたことによるテクニカルなトルコリラ買いの動きが主要因と考えています。当日NY市場でSLに到達、ー42.5pipsの損失となりました。

今週は1勝2敗で、トータルではトルコリラ円での損失がマイナスという感じですが、最近のトルコリラ円は買い戻しが強いとはいうものの、まさか20円の大台乗せをこれほど早く見るとは思いませんでした。あらためて本邦個人投資家がトルコリラ買いを始めている様子が伺えますが、今のトルコの国内経済を考えると、あまり楽観的にはなれないと思います。

■金価格上昇とリスクオフ

先週は米金利上昇とリスクオフの動きについて書きました。これは米金利上昇=債券価格下落が、株安、そしてドル安につながった最初のきっかけだったという話ですが、今週はリスクオフの動きにおいて金価格が上昇したという話です。

まずは以下のドル建て金価格の日足チャートをご覧ください。

これまでの金価格は、年初に下げに転じて最近では安値圏でのもみあい相場を長らく続けていました。それが、先週のNYダウ急落の動きによって珍しく金が買われる動きになりました。金といえば避難資産の代表として、リスクオフの時には買われやすいというのが一般的な認識ですが、少なくとも今年の金相場はそうした動きはほとんど見られませんでした。

しかし、今回のNYダウ下落とともに金価格が上昇した動きは、これまでと異なってリスクオフに対する警戒感が市場参加者に強まっている結果であると見ることができそうです。今後も金価格が上昇する動きが見えた時には注意が必要です。SAXO Traderでは簡単に金価格(XAUUSD)を見ることができますので、皆さんも時々チェックしてみてください。

■今週の特徴

今週は選択肢は多いような少ないようなで微妙な感じではありましたが、今回選んだストラテジのうち、GBPUSDとEURSEKは複数のチャートパターンで同じ方向のシグナルが点灯していたことからピックアップしました。また、EURCHFはEURSEK同様にEURクロスで方向性が異なることから、EU首脳会議で何かが飛び出してきた場合のリスクヘッジという観点でEURのポジションを打ち消しあうストラテジの選択としてみました。ポンドはブレグジット協議に進展がないことか改めてポンド売り材料とされていることによるものです。

■今週のピックアップ

(1)EURSEKの買い


ひとつめは対SEKでのEUR買いです。EURSEKは「下降ウェッジ」の上抜けによる買いです。パターンを抜けてから時間経過も短いストラテジが多いのも今回の特徴といえます。シグナル点灯後15時間以内にグレーのゾーンした端にあたる10.3426近辺まで上昇する可能性が指摘されています。

戦略:EURSEKの買い(シグナル点灯10月17日)執筆時点10.31250
TP=10.3426、SL=10.2947

(2)EURCHFの売り


ふたつめは対スイスでのEUR売りです。ひとつめのポジションとユーロを打ち消すストラテジを選びました。チャートパターンとしては「トライアングル」の下抜けによる売りです。シグナル点灯後14時間以内にグレーのゾーン上端にあたる1.1411近辺まで下落する可能性が指摘されています。

戦略:EURCHFの売り(シグナル点灯10月18日)執筆時点1.14401
TP=1.1411、SL=1.1483

(3)GBPUSDの売り


最後はポンドの売りです。GBPUSDは「トライアングル」の下抜けによる売りとなっていますが、現在のブレグジット協議の難航がEU首脳会議でも取り上げられ、結局は何も進展しないだろうという前提でのポンド売りとなります。シグナル点灯後20時間以内にグレーのゾーン上端にあたる1.2973近辺まで下落する可能性が指摘されています。

戦略:GBPUSDの売り(シグナル点灯10月17日)執筆時点1.30961
TP=1.2973、SL=1.3236