■オートチャーティストとは

オートチャーティストとはSaxoTraderGOで取引できる商品のチャート分析を自動で行い、確率が高いと考えられる売買戦略を表示する取引支援ツールです。チャート分析はテクニカル分析でも最も基本かつ重要なチャートパターン(各種の反転、継続パターン)、キーレベルパターン(トレンドライン)、フィボナッチパターン(リトレースメント等)が完成した場合、あるいは形成中に一覧表示されます。一覧表示では、各種パターンの詳細、取引を行う場合のターゲット等の情報が表示され、表示する情報をフィルターで絞り込むことが可能です。この売買戦略レポートでは、この一覧表示の中から翌週にも有効と考えられる通貨ペアを毎週3通貨ペア、ピックアップしていくこととします。

10分でできるオートチャーティスト・クイックマニュアル
オートチャーティスト・完全ガイド
オートチャーティスト・チャートパターン分析入門

■先週のレビュー

先週のストラテジの振り返りです。先週は欧州通貨クロスからEU首脳会議のリスクを考えユーロクロスに関してはユーロのポジションを打ち消しあうストラテジを選択し、いっぽうでポンドはブレグジッチノルウェークローネ買いを中心として、トルコリラ売りをひとつ加えたストラテジです。結果を見ていきましょう。

(1)EURSEKの買い(シグナル点灯10月17日)TP=10.3426、SL=10.2947

対ドルでのNOK買いです。執筆時点のレートが10.31250、その後のレンジは10.30980~10.39604と執筆直後に若干押した程度で順調に水準を切り上げました。23日NY市場でTPに到達、結果として+301pipsの利益です。大台が大きいため、イメージ的には+30pips程度の利益ですね。

(2)EURCHFの売り(シグナル点灯10月18日)TP=1.1411、SL=1.1483

対ポンドでのNOK買いです。執筆時点のレートが1.14401、その後のレンジは1.13248~1.15018とEURCHFも最近はよく動きますね。今回は珍しくTPが先についてその後SLの水準もつけました。仕切りの水準がどちらも近かったこともあって、執筆当日のNY市場でTPをつけています。結果として+29.1pipsの利益となりました。

(3)GBPUSDの売り(シグナル点灯10月17日)TP=1.2973、SL=1.3236

最後はポンドストレートの売り、ブレグジット協議進展なしの思惑によるポジションメイクです。先週執筆時点のレートが1.30961、その後のレンジは1.28647~1.31297と、執筆直後から思惑通りに下げ22日NY市場でTPに到達しています。+123.1pipsの利益となりました。

今週は全勝で、ユーロクロスの利益は小さめでしたが、ポンドストレートが思惑通りに動いたので良い結果となりました。ポンドだけでなくユーロも大きく下げる相場となってきましたが、ユーロの1.13台は8月にトランプ大統領がユーロ安を批判した水準でもあります。中間選挙を前にして為替についてまた何か言ってくるかどうか、神経質な水準となってきました。

■投資戦略フェア大阪

今週は11月3日(土)に大阪で開催される投資戦略フェアのお知らせです。

投資戦略フェアはパンローリングが主催し、毎年春に東京、秋に大阪で開かれ個人投資家向けのEXPOとしては、最大規模のイベントです。過去16回の開催で大阪では3000人以上の来場者が見込まれ、セミナー会場では朝から夕方まで多くの講師の方がセミナーを行い、会場では多くの金融関連業者がブースを出して賑わいます。

今回の投資戦略フェアでは、私はサクソバンク証券のブースで午前と午後に2回ずつ同内容で株価指数CFDについて入門的なミニセミナーを担当させていただくことになりました。SAXO TraderではFXだけでなく多くの株価指数や個別株のCFDを取引することが可能ですが、今回はその中から主要国の主要株価指数を取り上げます。

このフェアは事前に申し込めば入場無料です。以下のパンローリングの特設サイトから申し込みできますので、ぜひ大阪でお会いしましょう。

投資戦略フェア・大阪

■今週の特徴

今週は選択肢が多い週だったのですが、チャートパターンが崩れたり、逆に動いたりとダマシにはまっているケースが多く見受けられました。特にドル円とクロス円ではそうしたケースが多く、しかも最初に出たパターンとは逆方向のシグナルが出たばかりのものが目立ちました。本来のシグナルが出てさらに逆方向のシグナルが出てといったパターンを「ヘッドフェイク」と呼びます。本来のシグナルが点灯しダマシとなって次に逆方向のシグナルが出るヘッドフェイクのパターンは一般的に大きく取れるケースが多いので、今週はヘッドフェイク3選というテーマで選んでいます。

■今週のピックアップ

(1)USDJPYの売り


ひとつめはUSDJPYの売りです。USDJPYは本来は「トライアングル」の上抜けによる買いでした。しかしパターンを抜けて直後に反転下落、今度は「トライアングル」の下抜けに転じるヘッドフェイクパターンです。世界的な株価下落でリスクオフの円買いとなったことがヘッドフェイクの原因です。時間経過も短いことからストラテジ的にも面白いと思います。今回はすべて逆方向のシグナルを取りますのでターゲットについては本来のシグナルが出た水準とそのTP・SLの値幅を参考に私個人の主観も考慮した水準を示すことにしました。ドル円の場合、TP1円、SL80銭とします。

戦略:USDJPYの売り(シグナル点灯10月25日)執筆時点112.102
TP=111.102、SL=112.902

(2)ZARJPYの売り


ふたつめはZARJPYの売りです。ZARJPYも本来は「トライアングル」の上抜けによる買いでした。しかしパターンを抜けて直後に反転下落、今度は「トライアングル」の下抜けに転じるヘッドフェイクパターンです。南アフリカでは財政的な不安も出て昨日はランドが大きく売られる展開となったことがヘッドフェイクの原因です。ランド円の場合、TP、SLともに15銭とします。

戦略:ZARJPYの売り(シグナル点灯10月24日)執筆時点7.705
TP=7.555、SL=7.855

(3)HKDJPYの売り


最後はHKDJPYの売りです。HKDJPYも本来は「トライアングル」の上抜けによる買いでした。しかしパターンを抜けて直後に反転下落、今度は「トライアングル」の下抜けに転じるヘッドフェイクパターンです。HKDは基本的にUSDとペグしていますので、USDJPY同様にリスクオフの円買いが原因です。香港円の場合、TP、SLともに12銭とします。

戦略:HKDJPYの売り(シグナル点灯10月25日)執筆時点14.2986
TP=14.1786、SL=14.4186

*今週はすべて本来のシグナルとは逆の「ヘッドフェイク」です。チャートはあくまでも参考に掲載していますので、ご注意ください。