■オートチャーティストとは

オートチャーティストとはSaxoTraderGOで取引できる商品のチャート分析を自動で行い、確率が高いと考えられる売買戦略を表示する取引支援ツールです。チャート分析はテクニカル分析でも最も基本かつ重要なチャートパターン(各種の反転、継続パターン)、キーレベルパターン(トレンドライン)、フィボナッチパターン(リトレースメント等)が完成した場合、あるいは形成中に一覧表示されます。一覧表示では、各種パターンの詳細、取引を行う場合のターゲット等の情報が表示され、表示する情報をフィルターで絞り込むことが可能です。この売買戦略レポートでは、この一覧表示の中から翌週にも有効と考えられる通貨ペアを毎週3通貨ペア、ピックアップしていくこととします。

10分でできるオートチャーティスト・クイックマニュアル
オートチャーティスト・完全ガイド
オートチャーティスト・チャートパターン分析入門

■先週のレビュー

先週のストラテジは全てヘッドフェイクと呼ばれるパターンから選びました。ヘッドフェイクというのは最初のシグナルが買いでその方向への動きに失敗し、逆に売りシグナルとなるような、当初とは逆の方向のシグナルが発生してしまうケースです。先週はすべてトライアングルの上抜けに失敗し、逆方向の下抜けシグナルが点灯というものでした。奇を衒った戦略とも言えますので、結果がどうなったのか、見ていきましょう。

(1)USDJPYの売り(シグナル点灯10月25日)TP=111.102、SL=112.902

ドル円の売りです。当初の買いに失敗しての売りで、執筆時点のレートが112.102、その後のレンジは111.37~113.38と執筆直後から予想通りに下げたもののTPには届かず、その後の反転上昇の波でSLに到達してしまいました。テクニカルにはヘッドフェイクもまたダマシとなった質の悪いパターンです。結果として-80pipsの損失です。

(2)ZARJPYの売り(シグナル点灯10月24日)TP=7.555、SL=7.855

ランド円の売りです。これも当初の買いに失敗しての売りです。執筆時点のレートが7.705、その後のレンジは7.585~7.773と執筆直後からいい感じで下げていたのですがTPに届かず、その後上がった際のSLにも届かずでした。執筆時点のレート7.660で決済しましたので、結果として+4.5ポイントの利益、一桁の大台を考えると+45pipsのイメージです。

(3)HKDJPYの売り(シグナル点灯10月25日)TP=14.1786、SL=14.4186

最後は香港円の売りです。当初の買いに失敗しての売りですね。先週執筆時点のレートが14.2986、その後のレンジは14.2068~14.4530と、執筆後は下げていたものの、結局はドル円の10〜12月期月末に向けての円安の動きがそのまま出てしまいました。ー12ポイント、イメージはー120pipsの損失です。

今週は1勝2敗で、しかも負け取引の損失のほうが大きかったため失敗しました。今回の最大の問題点は、TPに当初のオリジナルの方向性の値幅をそのまま使ったという点でしょうか。執筆後の見通しは3つとも思惑通りに動きましたがランド円を除いて到達せずに反転SLという結果でした。これは推測に過ぎませんが、ヘッドフェイクのような戦略では、もう少しTPの幅を狭くすべきだったという気もします。これからもぽヘッドフェイクは起きるでしょうから、今後の課題として考えたいところです。

■投資戦略フェア大阪(2)

先週の当コラムにおいて、11月3日(土)に大阪で開催される投資戦略フェアの告知をしました。すでに申し込みは締め切られていますので、今回はミニセミナーでお話しさせていただく概要についてを書いておきます。

第1部では米国の株価指数CFDとして、NYダウ、S&P500、NASDAQ100を取り上げ、米国中間選挙における注意点、また動きが出始める際の初動に追随しやすいテクニカル指標を紹介し、実際の取引に役立てていただこうと考えています。

第2部では欧州の株価指数CFDとして、DAX、FTSE、EURO50を取り上げ、ブレグジットにおける注意点、また第1部で紹介したテクニカル指標をトレンドフォローで利用する方法にも触れることとしました。

先に書いてしまうと面白くないので、来場される方は是非サクソバンク証券のブースにおいでください。紹介するテクニカル指標は、来週以降の当コラムで紹介させていただきます。

■今週の特徴

今週はまた逆戻りで選択肢が少ない週です。少ない上に、EURGBPとGBPEURと同じことだったり、すでにTPに近づいていたりと、ほぼ選択肢は3つに狭められています。3つとも外貨クロスでEURGBP以外はかなりマイナーなクロスとなっています。個人的にもこういうことが無ければまず追いかけるクロスではありませんが、どうなるか興味はあるところです。どれも既に動きが出始めているため、SLまでの値幅が大きめとなる点がやや気がかりです気になる方はTPと等距離で置くのも悪くないでしょう。

■今週のピックアップ

(1)EURGBPの売り


ひとつめはEURGBPの売りです。EURGBPは双方欧州通貨ですが、ブレグジットや欧州内の問題が絡み合って結構動いています。欧州では非常に取引量の多いクロスですが、今回はここまでユーロ高・ポンド安が目立っていたところに「上昇チャネル」を一気に下抜ける動きが見られました。シグナル点灯後32時間以内にグレーのゾーン上端にあたる0.8789まで下落する可能性が指摘されています。

戦略:EURGBPの売り(シグナル点灯11月1日)執筆時点0.88281
TP=0.8789、SL=0.8939

(2)AUDCHFの買い


ふたつめはAUDCHFの買いです。こちらは「上昇トライアングル」の上抜けによる買いです。高金利通貨買い+低金利通貨売りというのは基本的にリスクオンの際にワークしやすい組み合わせです。株価も堅調となってきたところで買いシグナルが出たといえそうです。シグナル点灯後64時間以内にグレーのゾーン下端にあたる0.7230まで上昇する可能性が指摘されています。

戦略:AUDCHFの買い(シグナル点灯10月30日)執筆時点0.71739
TP=0.7230、SL=0.7022

(3)NZDCADの買い


最後はNZDCADの買いです。このあたりになると、まずは見ないクロスであえて加えるコメントもありません・・逆にテクニカルではなくファンダメンタルでNZDを買う理由、CADを売る理由を探してみるのもマイナークロスの研究としては必要となります。シグナル点灯後17時間以内にグレーのゾーン下端にあたる0.8709まで上昇する可能性が指摘されています。

戦略:NZDCADの買い(シグナル点灯11月1日)執筆時点0.86469
TP=0.8709、SL=0.8572