■オートチャーティストとは

オートチャーティストとはSaxoTraderGOで取引できる商品のチャート分析を自動で行い、確率が高いと考えられる売買戦略を表示する取引支援ツールです。チャート分析はテクニカル分析でも最も基本かつ重要なチャートパターン(各種の反転、継続パターン)、キーレベルパターン(トレンドライン)、フィボナッチパターン(リトレースメント等)が完成した場合、あるいは形成中に一覧表示されます。一覧表示では、各種パターンの詳細、取引を行う場合のターゲット等の情報が表示され、表示する情報をフィルターで絞り込むことが可能です。この売買戦略レポートでは、この一覧表示の中から翌週にも有効と考えられる通貨ペアを毎週3通貨ペア、ピックアップしていくこととします。

10分でできるオートチャーティスト・クイックマニュアル
オートチャーティスト・完全ガイド
オートチャーティスト・チャートパターン分析入門

■先週のレビュー

先週のストラテジは株価指数CFDから2つ、FXの新興国通貨から1つと大阪でのサクソバンク証券ブースで行なったミニセミナー Part2に沿ったピックアップをしました。株価指数は欧州の株価指数で執筆時点ではエントリーレート(当日始値)が決まっていませんでしたので、それも付記しながら結果を見ていきましょう。

(1)DAXの買い(シグナル点灯11月8日)TP=11835.01、SL=11441.25

ドイツ株価指数DAXの買いです。執筆日の始値が11545.75、その後のレンジは11294.25~11648.25と執筆直後こそ買いが先行したものの上がりきらず、9日欧州市場でSLがついてしまいました。NYダウを中心に主要株価指数が全般に下げる動きとなったことによるものですが、結果としてー104.5ポイント(ユーロ)の損失となりました。

(2)EURO50の買い(シグナル点灯11月7日)TP=3299.27、SL=3196.76

欧州主要株価指数EURO50の買いです。執筆日の始値が3228.56、その後のレンジは3177.88~3262.45とこちらも値動きはDAX同様です。執筆直後こそ買いが先行したものの上がりきらず、12日NY市場でSLがついています。結果としてEURO50はー31.8ポイント(ユーロ)の損失となりました。

(3)USDMXNの買い(シグナル点灯11月7日)TP=20.0509、SL=19.5756

こちらはFX、USD買いMXN売りです。先週執筆時点のレートが19.8557、その後のレンジは19.57201~20.57951と、なんと執筆直後にストップだけつけ、そこからはワンウェイアップです・・こういうことも想定内とはいうものの、SLがついたあとのチャートを見ると悲しいものがあります。執筆直後の7日欧州市場で早々にSLをつけ2801ポイントのマイナス、大台が20ですからざっくりと20で割るとー140pips程度の損失ということになります。

今週は先週の全勝から一気に全敗となってしまいましたが、今週はどれも惜しいという感じでした。テクニカルな売買で明確なルールに基づいているので、こうしたことも想定内としか言えません。気を取り直して今週のピックアップをしていきましょう。

■ブレグジット協定案が英国閣議で了承

これまでブレグジット協定案については合意が近い、いや何も決まっていないと市場参加者を戸惑わせてきました、ようやく昨日のNY市場で、暫定合意した離脱協定案について閣議の了承が得られました。昨日の閣議は5時間を超えたとのことで、閣僚内でもかなりもめたことが予想されますが、最終的に了承された内容は以下の2点です。

(1)一定の期間、英国はEUの関税同盟に残留する。

(2)アイルランドと北アイルランドとの国境の管理問題解決を優先する。

これで最大の問題だった関税の国境問題は解決されたと言いたいところですが、単に先延ばしされただけでブレグジットに向けて英国がEUに対して一定の譲歩を示した、というところですが、この閣議了承案に対して最終的にYESを言えるのは議会です。議会にはメイ首相の進めているブレグジット案に対してこれまでも反対の立場を取る議員も多いことから、最終的に決まるまでは安心はできません。

しばらくはポンドは底堅い動きとなると考える人も多そうですが、実際の結論を見るまでは安心できないと見ておく方が良いと思います。

■今週の特徴

今週は選択肢が少なく、すでに到達間近なものとチャートパターンが崩れてしまっているものを除くと3つしか残りませんでした。株価指数CFDからのピックアップも無かったため、必然的に以下の3つが残りました。

■今週のピックアップ

(1)USDMXNの売り


ひとつめはUSD売りMXN買いで先週とは逆方向でのシグナル点灯です。先週から上昇を継続したところで「上昇ウェッジ」の下抜けによる売りと、チャートパターンとしても悪くありません。シグナル点灯後15時間以内にグレーのゾーン上端にあたる20.1705まで下降する可能性が指摘されています。

戦略:USDMXNの売り(シグナル点灯11月14日)執筆時点20.35960
TP=20.1705、SL=20.5801

(2)USDCADの売り


ふたつめはUSD売りCAD買いとこちらもドル売りとなっています。北米NAFTA内での米国売り他国の買いという構図にも見えてきます。実際にNAFTA関連のニュースでも出てきたら面白いのですがどうなるでしょう。こちらもチャートパターンは「上昇ウェッジ」の下抜けによる売りです。シグナル点灯後7時間以内にグレーのゾーン上端にあたる1.3183まで下降する可能性が指摘されていますが、すでに6時間経過し横方向へのもみあいが続いています。

戦略:USDCADの売り(シグナル点灯11月14日)執筆時点1.32350
TP=1.3183、SL=1.3263

(3)EURRUBの売り


最後はEUR売りRUB買いです。EURクロスでもマイナーな対ロシアルーブルで正直なところあまりアイディアを持てないエマージング通貨となります。「上昇ウェッジ」の下抜けによる売りで(今回はすべて同じチャートパターンですね)、シグナル点灯後8時間以内にグレーのゾーン上端にあたる75.2245まで下降する可能性が指摘されています。

戦略:EURRUBの売り(Ωシグナル点灯11月14日)執筆時点75.9456
TP=75.2245、SL=77.1160