■オートチャーティストとは

オートチャーティストとはSaxoTraderGOで取引できる商品のチャート分析を自動で行い、確率が高いと考えられる売買戦略を表示する取引支援ツールです。チャート分析はテクニカル分析でも最も基本かつ重要なチャートパターン(各種の反転、継続パターン)、キーレベルパターン(トレンドライン)、フィボナッチパターン(リトレースメント等)が完成した場合、あるいは形成中に一覧表示されます。一覧表示では、各種パターンの詳細、取引を行う場合のターゲット等の情報が表示され、表示する情報をフィルターで絞り込むことが可能です。この売買戦略レポートでは、この一覧表示の中から翌週にも有効と考えられる通貨ペアを毎週3通貨ペア、ピックアップしていくこととします。

10分でできるオートチャーティスト・クイックマニュアル
オートチャーティスト・完全ガイド
オートチャーティスト・チャートパターン分析入門

■先週のレビュー

先週のストラテジは選択肢が3つしか無く、必然的に以下の3通貨ペアのチョイスとなりました。結果を見ていきましょう。

(1)USDMXNの売り(シグナル点灯11月14日)TP=20.1705、SL=20.5801

USD売りMXN買いとNAFTA内でのドル売りその他通貨買い戦略です。執筆時点のレートが20.35960、その後のレンジは20.06921~20.53691と執筆直後からじりじりと水準を下げ、16日NY市場でTPに到達しました。結果として1891ポイントの利益、pips的には大台が大きいため10分の1換算で+189.1pipsの利益のイメージです。

(2)USDCADの売り(シグナル点灯11月14日)TP=1.3183、SL=1.3263

USD売りCAD買いです。こちらもNAFTA内でのドル売りです。執筆時点のレートが1.32350、その後のレンジは1.31267~1.33167とUSDMXN同様に執筆直後からじりじりと水準を下げ、執筆日のNY市場でTPに到達しました。結果として+67pipsの利益です。今回はドル売りその他NAFTA通貨買いがワークしましたね。

(3)EURRUBの売り(Ωシグナル点灯11月14日)TP=75.2245、SL=77.1160

こちらはEUR売りRUB買いです。先週執筆時点のレートが75.9456、その後のレンジは74.5513~75.5783と執筆直後からすぐに水準を下げ、執筆日の欧州市場で早々とTPに到達しました。結果として7211ポイントの利益ですが、さすがにこの大台ですからざっくりと70で割って+103pipsの利益です。

今週は先週の全敗から一気に全勝と先週とは逆のパターンです。3つしか選択肢が無かった割には上出来と言えます。

■金融リテラシー

おそらく「金融リテラシー」という言葉を一度くらいはお聞きになったことがあるのではないかと思いますが、リテラシーとはWikipediaでは「適切に理解・解釈・分析し、改めて記述・表現する」とあるように、金融リテラシーを少し噛み砕いて言えば「金融について理解し自分なりに正しく利用できる能力」とでも言えるかと思います。

これまで私も多くのレポートやコラム、あるいはセミナー等でFXを中心に投資の話をしてきましたが、たまに難しすぎて理解できないという感想をいただきました。それでもそこまで辿り着けるのですから初心者レベルというところです。問題は初心者レベルにもなれず、どうしていいかわからないという方が思いの外多いことです。

そして、そうした方が金融詐欺に引っかかることが多いですし、金融詐欺を目的とした組織自体が多いことも事実です。一見まともに見え実は詐欺だったということがニュースになることも増えてきています。もし、このようなことが無い世の中を作ることが出来ればという思いもあって、昨日「一般社団法人金融リテラシー協会」を設立登記しました。オフィスを兜町に構え、といっても現在常駐は私だけですが、10年かけていい世の中にできればと、一層気を引き締めていく所存です。

■今週の特徴

今週も選択肢が多いようで少ない週です。すでにTPの水準に到達していたり、チャートパターンが壊れていたりと、純粋にOKを出せるものは2つしかありませんでした。残りのひとつはいったんパターンが崩れたものの可能性があるかもしれないという理由で選択しました。順に見ていきましょう。

■今週のピックアップ

(1)ZARJPYの買い

ZAR買い・JPY売りです。米金利(10年債利回り)がダブルトップをつけ下げてきたことや貿易摩擦の緩和期待が新興国通貨を買いやすくしているという点でもこの選択肢は悪くないでしょう。チャートパターンとしては「トライアングル」の上抜けによる買いです。シグナル点灯後20時間以内にグレーのゾーン下端にあたる8.19まで上昇する可能性が指摘されています。

戦略:ZARJPYの買い(シグナル点灯11月21日)執筆時点8.109
TP=8.19、SL=7.93

(2)EURSEKの売り


ふたつめはEUR売りSEK買いと欧州通貨内でのユーロ売りですが、ブレグジットやイタリア予算案と距離を置いている北欧通貨を対価として買う戦略ですね。チャートパターンは「上昇チャネル」の下抜けによる売りです。シグナル点灯後12時間以内にグレーのゾーン上端にあたる10.2638まで下降する可能性が指摘されています。

戦略:EURSEKの売り(シグナル点灯11月21日)執筆時点10.2957
TP=10.2638、SL=10.3458

(3)AUDHKGの売り


最後はAUD売りHKG買いです。これはいったん下抜けしたサポートラインの上に戻ってきてしまったという点では、改めてサポートを引き直してそれを抜けたらと考えるべきなのですが、選択肢が無い中で可能性を考えるならば、これが一番あり得るというレベルなので、上手くいっても運が良かっただけですし、失敗してもそうだろうという程度で考えてください。「上昇ウェッジ」の下抜けによる売りですが、上述の通りで現在はウェッジの中に戻してきています。シグナル点灯後37時間以内にグレーのゾーン上端にあたる5.5562まで下降する可能性が指摘されています。

戦略:AUDHKGの売り(シグナル点灯11月20日)執筆時点5.6781
TP=5.5562、SL=5.7454