■オートチャーティストとは

オートチャーティストとはSaxoTraderGOで取引できる商品のチャート分析を自動で行い、確率が高いと考えられる売買戦略を表示する取引支援ツールです。チャート分析はテクニカル分析でも最も基本かつ重要なチャートパターン(各種の反転、継続パターン)、キーレベルパターン(トレンドライン)、フィボナッチパターン(リトレースメント等)が完成した場合、あるいは形成中に一覧表示されます。一覧表示では、各種パターンの詳細、取引を行う場合のターゲット等の情報が表示され、表示する情報をフィルターで絞り込むことが可能です。この売買戦略レポートでは、この一覧表示の中から翌週にも有効と考えられる通貨ペアを毎週3通貨ペア、ピックアップしていくこととします。

10分でできるオートチャーティスト・クイックマニュアル
オートチャーティスト・完全ガイド
オートチャーティスト・チャートパターン分析入門

■先週のレビュー

先週は選択肢が多かったため、旬の英国絡みでポンド、サクソバンク本店のあるデンマーククローネ、そしてダウCFDの売りをピックアップしました。結果を順に見ていきましょう。

(1)GBPJPYの買い(シグナル点灯12月12日)TP=144.17、SL=141.18

ポンド円の買いはメイ首相が信任を得たことで期待できるのではとの選択でした。執筆時点のレートが143.148、その後のレンジは141.537~143.934と執筆直後こそ買われましたが、その後はじりじりと水準を下げ141円台へと入ってきています。しかしSLにも到達しなかったので、執筆時点のレート(141.924)で成行決済としました。結果として1.224円の損失、ー122.4pipsの損失となりました。

(2)USDDKKの買い(シグナル点灯12月11日)TP=6.6279、SL=6.5235

デンマーククローネの対ドルでの売りです。執筆時点のレートが執6.56714、その後のレンジは6.52746~6.62418と執筆直後以降は順調に上げていたのですがTPには若干届かず切り返し。その後はじり安となりましたがSLにも到達していません。こちらも執筆時点のレート(6.56069)で成行決済としましたので、64.5ポイント、pips換算で5分の1程度のイメージと考えるとー12.9pipsの損失のイメージです。

(3)US30iの買い(シグナル点灯12月11日)TP=25150.5、SL=23877.1

最後NYダウのCFDの買いです。執筆時点のレートが24619.5、その後のレンジは23044.2~24737.2と、執筆直後からリスクオフの波にさらされ、現物の株価指数は年初来安値を更新する動きとなりました。17日NY市場でSLに到達したことで、ー742.4ドルの損失となっています。

今週は全敗、しかもポンド円で1円以上、NYダウCFDも大幅安となったことで、結構やられてしまいました。今週は少しでも取り返したいところです。

■FOMCと金利見通し

今年最後のFOMCでは大方の予想通り0.25%の利上げが行われました。これで今年1年間で政策金利は1%上がったこととなります。また2019年の金利見通しは従来から1回減って2回の利上げ見通しとなっていますが、この部分は市場の予想とは微妙にズレがありました。

今月に入ってからのパウエル議長の発言はハト派寄りと取られ、来年の利上げは1回にとどまるとの見方がコンセンサスでしたし、来年の利上げは無いという見方も増えつつありました。蓋を開けてみたら、2回と思いの外ハト派では無かったということが判明し、これを受けてドルは上昇、いっぽうで株式市場は大幅安となりました。

またFRB関係者のコメントにも出てきたイールドカーブは、今年最初の利上げが行われた3月段階と比べて10年債の利回りは上がった後に下げたことでまったく変化が無い状況です。またFOMCの声明ではまだまだ景気に自信をうかがわせていますが、世界的には景気減速懸念が非常に強まり、そのことが長期債の利回り低下に繋がっています。

果たして来年2回の利上げが行われた後の10年債利回りがどの水準にあるのか、非常に気になるところではありますが、一段のフラット二ングあるいは逆イールドといったことにでもなれば、過去の経験からは米国がリセッション入りするリスクが高まります。

■今週の特徴

今週はFOMC後の動きもあって既に到達、まったく逆に動いている等の影響があって、いつもの4時間足では選択肢が2つしか残りませんでした。もうひとつは日足から選択しましたが、日足も思いの外、パターンが崩れているものが多く、その中でもまだ可能性が残っているかなと考えられるものをピックアップしています。

■今週のピックアップ

(1)ZARJPYの売り

ランド円の売りです。8円の大台を割り込んでからの戻りは鈍く下値を狙いやすい環境にあります。チャートパターンとしては「下降トライアングル」の下抜けによる売りです。シグナル点灯後15時間以内にグレーのゾーン上端にあたる7.75まで下降する可能性が指摘されています。

戦略:ZARJPYの売り(シグナル点灯12月19日)執筆時点7.791
TP=7.75、SL=7.95

(2)GER30.iの売り

こちらはDAX(ドイツ株価指数)のCFDでの売りです。チャートパターンとしては「トライアングル」の下抜けによる売りですが既に動きが出始めています。シグナル点灯後23時間以内にグレーのゾーン上端にあたる10439.96まで下降する可能性が指摘されています。

戦略:GER30.iの売り(シグナル点灯12月19日)執筆時点10600.25
TP=10439.96、SL=10833.09

(3)USDCHFの買い

最後は日足からで、ドル買い・スイス売りです。あまりチャートの形はきれいではありませんが、FOMC後のドル高の動きから目先の可能性を探ります。チャートパターンとしては「ペナント」の上抜けによる買いですが、上記の通りいったん戻ってからの再上昇となっていますので、ペナントというにはやや難があると言わざるをえません。シグナル点灯後9日以内にグレーのゾーン下端にあたる1.0079まで上昇する可能性が指摘されています。

戦略:USDCHFの買い(シグナル点灯12月15日)執筆時点0.99341
TP=1.0079、SL=0.9863