■オートチャーティストとは

オートチャーティストとはSaxoTraderGOで取引できる商品のチャート分析を自動で行い、確率が高いと考えられる売買戦略を表示する取引支援ツールです。チャート分析はテクニカル分析でも最も基本かつ重要なチャートパターン(各種の反転、継続パターン)、キーレベルパターン(トレンドライン)、フィボナッチパターン(リトレースメント等)が完成した場合、あるいは形成中に一覧表示されます。一覧表示では、各種パターンの詳細、取引を行う場合のターゲット等の情報が表示され、表示する情報をフィルターで絞り込むことが可能です。この売買戦略レポートでは、この一覧表示の中から翌週にも有効と考えられる通貨ペアを毎週3通貨ペア、ピックアップしていくこととします。

10分でできるオートチャーティスト・クイックマニュアル
オートチャーティスト・完全ガイド
オートチャーティスト・チャートパターン分析入門

■先週のレビュー

先週は選択肢が少なくいつもの4時間足から2つ、日足で比較的短期に勝負がつきそうなものと1つピックアップしました。結果を見てみましょう。

(1)ZARJPYの売り(シグナル点灯12月19日)TP=7.75、SL=7.95

ランド円の売りは最近のそれまでの上値の重さもあり、妥当な選択であったと思います。執筆時点のレートが7.791、その後のレンジは7.487~7.875と執筆直後からじりじりと下げ、リスクオフによる円買いの動きから思った以上のランド安相場となりました。執筆当日のNY市場で早々にTPに到達し、16銭の利益、ざっくりと10倍換算として+160pipsの利益となりました。

(2)GER30.iの売り(シグナル点灯12月19日)TP=10439.96、SL=10833.09

こちらはドイツ株価指数CFDの売りです。執筆時点のレートが10600.25、その後のレンジは10480.7~10831.59と執筆直後に一時的にSL近くへと動く場面もありましたが、その後は順調に下げました。しかし、TPの水準にも微妙に届かず、執筆時点のレート(10615.04)で成行決済としました。ということで、残念ながらー14.70ユーロと少額の損失です。

(3)USDCHFの買い(シグナル点灯12月15日)TP=1.0079、SL=0.9863

最後は日足から、ドル買いスイス売りです。執筆時点のレートが0.99341、その後のレンジは0.98348~0.99628と、執筆直後は上げたものの、その後の下げから24日のNY市場でSLがついてしまいました。ー71.1pipsの損失となりました。

今週は1勝2敗、損益的にはほぼゼロという感じでしたが、クリスマスシーズンで参加者が少なかったこともありますが、NYダウの下げの割にDAXが下がり切らずTPに到達しなかった点は残念でした。

■ボラタイルな米国株価指数

今週はNYダウを中心に激しい振れを見せた1週間でした。現物(いわゆるNYダウ指数)は、先週執筆日の高値23282.20から考えると昨日には21712.53まで、1500ドルを超える下げを演じました。しかし、昨日の安値からの反騰は凄まじく1200ドル近い値幅を伴い、前日比も1000ドル超の上げ幅と史上最大の上昇を見せています。

下げの動きは、米国連邦機関の一部閉鎖や米国の景気減速懸念にも関わらず引き締め路線を継続するFRBなど、リスクオフにつながる材料はあったのですが、逆に昨日の上げは買い戻し以外にこれといった材料が見当たりません。

話によると、下げ相場をリードしたアルゴが一転買いに転じたことで短期筋の売りが踏み上げさせられたとのことですが、本当にそうだとしたら、今後悪材料が出てきたときのアルゴの動きには一層注意が必要そうです。アルゴ取引に何らかの規制が必要ではといった声も出てくるほど最近はアルゴの取引が増えていますが、この先どのようになっていくのか、AIとアルゴ、そして高速取引とここ数年で随分と取引スタイルが変化してきたものだと思います。

■今週の特徴

はじめにお知らせですが、当レポートは年内は本日が最終の更新、そして年明けは10日から再開いたします。3日のレポートがお休みとなる関係で間が2週間ありますので、今回はすべて日足チャートで60%以上の通貨ペアをピックアップすることとしました。

■今週のピックアップ

(1)CHFJPYの売り

スイス円の売りです。クロス円全般に昨日のダウ上昇で戻してはいますが、ドル円も含めて上がったところは売りやすいという流れは当面続きやすいと考えています。そこで、ひとつめはスイス売り・円買いを選びました。チャートパターンとしては「トライアングル」の下抜けによる売りです。シグナル点灯後37日以内にグレーのゾーン上端にあたる109.33まで下降する可能性が指摘されています。

戦略:CHFJPYの売り(シグナル点灯12月22日)執筆時点111.862
TP=109.33、SL=114.64

(2)EURHUFの売り

こちらはユーロ売り・ハンガリーフォントの買いと、ユーロクロスの中でもマイナーな部類です。こちらもチャートパターンとしては「トライアングル」の下抜けによる売りです。CHFJPYよりも1日早いシグナル点灯ですが、こちらもシグナル点灯後37日以内にグレーのゾーン上端にあたる318.48まで下降する可能性が指摘されています。

戦略:EURHUFの売り(シグナル点灯12月21日)執筆時点321.365
TP=318.48、SL=324.27

(3)USDCHFの買い

最後はUSDCHFの買いと先週と全く同じでドル買い・スイス売りです。相変わらずチャートの形はきれいではありませんが、オレンジの線で引き直してみました。こちらのほうが本日時点では妥当だと思います。チャートパターンとしては先週と同じですから「ペナント」の上抜けによる買いです。オリジナルのシグナル点灯後9日以内にグレーのゾーン下端にあたる1.0079まで上昇する可能性が指摘されています。

戦略:USDCHFの買い(シグナル点灯12月15日)執筆時点0.99249
TP=1.0079、SL=0.9863

ということで、次回は1月10日となります。よい年をお迎えください。