■オートチャーティストとは

オートチャーティストとはSaxoTraderGOで取引できる商品のチャート分析を自動で行い、確率が高いと考えられる売買戦略を表示する取引支援ツールです。チャート分析はテクニカル分析でも最も基本かつ重要なチャートパターン(各種の反転、継続パターン)、キーレベルパターン(トレンドライン)、フィボナッチパターン(リトレースメント等)が完成した場合、あるいは形成中に一覧表示されます。一覧表示では、各種パターンの詳細、取引を行う場合のターゲット等の情報が表示され、表示する情報をフィルターで絞り込むことが可能です。この売買戦略レポートでは、この一覧表示の中から翌週にも有効と考えられる通貨ペアを毎週3通貨ペア、ピックアップしていくこととします。

10分でできるオートチャーティスト・クイックマニュアル
オートチャーティスト・完全ガイド
オートチャーティスト・チャートパターン分析入門

■先週のレビュー

あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い致します。

年明け初回となりますが、前回は2週間の間隔がありましたので日足から60%以上の確率の通貨ペアのピックアップとなっていました。結果を見てみましょう。

(1)CHFJPYの売り(シグナル点灯12月22日)TP=109.33、SL=114.64

スイス円の売りは円買い継続を考えたピックアップでした。執筆時点のレートが111.862、その後のレンジは101.529~112.738と、年明け3日早朝の円急騰劇で驚くほどの下振れ相場となりました。その円急騰時にTPに到達し+253.2pipsの利益となりました。こうした相場の急変動はTPならば良いですが、SLを置かないと状況によっては強制決済の憂き目を見ます。今年はまだまだ動きそうですからリスク管理だけはしっかりとしておきたいものです。

(2)EURHUFの売り(シグナル点灯12月21日)TP=318.48、SL=324.27

こちらはユーロ売りハンガリーフォント買いと、ユーロクロスでもマイナーな部類です。執筆時点のレートが321.365、その後のレンジは320.481~322.940と円とは対照的に上下はあったものの基本もみあい、TPもSLもつかずに本日を迎えています。執筆時点のレート(321.207)で成行決済としました。ということで+15.8ポイントの利益、pips換算では100分の1ですから約ゼロの利益ですね。

(3)USDCHFの買い(シグナル点灯12月15日)TP=1.0079、SL=0.9863

最後はその前の週と同じ選択でドル買いスイス売りです。執筆時点のレートが0.99249、その後のレンジは0.97268~0.99338と、上値の重たい展開となり執筆当日の欧州市場でSLがついてしまいましたので、ー61.9pipsの損失となりました。

今週は1勝1敗1分けといった感じですが、スイス円での利益が大きかったため全体としてはかなりのプラスです。単にラッキーだったとも言えますが方向感が正しかったという点では満足です。

■3日早朝の安値をどう考えるか

3日早朝のドル円相場は一時104円台に入り込むという、東京市場が休場の中で大荒れの年初相場となりました。アップルの減益予想がダウ先物の売りとなり、リスクオフでの円買いと流れとしてはわかるものの、あまりの値幅に正直なところビックリしました。犯人は年末にも書いたアルゴ取引による急激な売りがストップを巻き込んでの下げにつながったと言われています。

このわずか10分の間の出来事ですが、特徴的な点としてはGMTベースでは0時(東京午前9時)前の出来事であった点です。私は24時間チャートとGMT0時からNY引けまで、つまり早朝市場を除外したチャートとの2つを使っていますが、この2つのチャートに価格の乖離があった場合、これを取引時間ダイバージェンスと呼び重視しています。

結論から言うと、早朝のみ見たレートはGMT0時以降のチャートで改めてトライすることが多いという経験則があります。つまり、今回の場合、時間的なタイミングは別として105円割れを再度見る可能性が高いということになります。おそらく3月の期末前には見ることになると思いますが、果たして今回はどうでしょう。

■今週の特徴

今週は4時間足からのピックアップに戻りますが、最後のものだけは日足チャートからのピックアップです。チャートパターンとしてはどれもあまりキレイではありません。2つには私がラインを引き直した上で同方向での可能性を探るというケースとなっています。

■今週のピックアップ

(1)GBPNZDの売り

最初はポンド売り、NZD買いです。チャートパターンとしては「トライアングル」の下抜けによる売りです。シグナル点灯後41時間以内にグレーのゾーン上端にあたる1.8447まで下降する可能性が指摘されています。ただ、下抜け後トライアングルの中に戻しているという点でパターンとしては本来再考すべきです。しかし、昨日から英国議会でブレグジット案について議論が再開、来週には延期されていた採決が行われる予定です。現状、まだブレグジット案が否決されハードブレグジットとなる懸念が大きいことからGBPをドルや円以外の通貨に対して売るのは悪く無いであろうと考えました。

戦略:GBPNZDの売り(シグナル点灯1月9日)執筆時点1.88702
TP=1.8447、SL=1.8982

(2)USDJPYの売り

ドル円の売りです。今週のコラムで書いた通り、ドル円は改めて円高方向に動く可能性が高いという個人的な見通しによるピックアップで、チャートパターンとしては「ペナント」の下抜けによる売りですが、既にチャートパターンは崩れています。シグナル点灯後8時間以内にグレーのゾーン上端にあたる107.24まで下降する可能性が指摘されていますが、赤いラインで示したように単純にサポートの水平線下抜けという見方をしました。ターゲットは同じです。

戦略:USDJPYの売り(シグナル点灯1月8日)執筆時点107.937
TP=107.24、SL=109.09

(3)EURSEKの売り

ユーロ売り・スウェーデン書いですが、これだけ日足です。こちらもチャートパターンは崩れていて、当初は「トライアングル」の下抜けによる売りでしたが、元の水準へと戻しているため赤いラインで引き直した下降ウェッジ内での取引継続による下げを考えました。オリジナルのシグナル点灯後56日以内にグレーのゾーン上端にあたる10.0332まで上昇する可能性が指摘されていますが、とりあえずここでは1週間というタイムレンジで見ていきます。。

戦略:EURSEKの売り(シグナル点灯1月1日)執筆時点10.2451
TP=10.0332、SL=10.3698

ということで、本年も少しでも皆さんの取引の参考となる記事を書いていきますので、よろしくお願いいたします。