6日のニューヨークダウは前日比21ドル安と小幅に反落となった。前日までの3営業日で411ドル上昇し、ほぼ2カ月ぶりの高値を付けた後とあって利益確定の売りが優勢となったが、米国株式市場では「リスクオンムード改善」は継続されている雰囲気が漂う。半導体関連株は総じて買いが優勢となり、中長期的な相場上昇のシナリオは継続中だ。1~3月期が(業績)サイクルの底になる可能性も出てきており米中貿易摩擦の行方次第では、業績回復がV字型になる可能性も想定される。相次いで市場の想定ほど悪くない決算を発表している企業も多く、業界全体への楽観論を誘発させている。

米国半導体工業会(SIA)が4日、18年の世界の半導体業界の売上高が前期比13.7%増の4688億ドルと、業界として最高の年間売上高だったと発表したことも市場のリスクオンムードの追い風になっている。フィラデルフィア半導体株指数(SOX)は大手の決算発表が始まってからここ2週間で10%強上昇で、目先は上昇が一服するとの市場予想もあった。

昨年に米中摩擦で苦戦を強いられた分、株価はまだ割安で魅力的との見方も徐々に漂っている。市場は急伸後の調整が小幅にとどまるなら買いと、半導体株の行方を注視している模様だ。

注目されたトランプ米大統領の一般教書演説では目新しい材料はなく、相場全体の先行指標ともいわれる半導体株の動きに再び関心が集まっている。