23日にS&P500種株価指数とナスダック総合株価指数が過去最高値を更新した。主要企業の四半期決算を好感した買いが続き、半導体株などへの投資家の楽観ムードが台頭している。ニューヨークダウは昨年10月に付けた過去最高値に迫っているが、4月中旬以降は上げ下げを繰り返すなど上値の重さも目立ち始めているのも現状だ。24日の米国株式市場は4月の独Ifo企業景況感指数が市場予想に届かず、米欧の長期金利が低下したのが投資家心理を冷やし、利益確定売りが優勢となった。また、市場の一部では世界経済の足取りに対する懸念がくすぶっているのも現状だ。一方では、アナリストの間で、業績の最悪期は過ぎた模様との受け止めもあってか、24日は目標株価引き上げが相次いだ。

注目されていた米マイクロソフトの第3・四半期(1─3月)決算は、利益と売上高がともに市場の予想を上回った。クラウド事業が好調を維持したほか、パソコン用基本ソフト(OS)「ウィンドウズ」からの収入が上振れた。決算を受け、引け後の時間外取引で株価は4.4%上昇。初めて時価総額が1兆ドルを突破し、アップルの9800億ドルを上回った。通常取引時間内には過去最高値を更新した。

来週の国内10連休の間の米国株決算、欧米そして中国経済指標によっては、ニューヨークダウも高値更新を試す場面が期待できるかもしれない。