金価格は25日(火)に6年ぶりの高値に達した後に利益確定売りの影響もあり少し値を落としています。6月のFOMCで利下げが示唆されましたが、セントルイス連銀のジェームズ・ブラード総裁がブルームバーグのインタビューで「7月のFOMCで50ベーシスポイントの利下げが必要だとは考えていない」とコメントしたことにより、債券安・ドル高の流れとなり金相場の上昇に一旦は歯止めがかかりました。

先週の力強いブレイクアウトの前後で金投資家が金への投資を急激に増やしたことで、今週に入って金の対銀および対プラチナ価格の差が歴史的な水準になりました。

【XAUXAG(金銀チャート)月足チャート】

【XAUUSD(金・ドル)緑赤、XPTUSD(プラチナ・ドル)水色 比較チャート 月足、SPR(価格差)】

 出所:サクソバンク証券

金については引き続き強気の見通しを維持していますが、債券価格が急騰し利下げ観測が相次いで見られるようになった6月の上昇開始からの最初の比較的大きな後退の中で、まずは重要なサポートラインが確立される必要があると見ています。投機的な観点から見ると次の重要な抵抗ラインは、2011年から2015年の下落相場からみるフィボナッチリトレースメントの50%戻しである1485ドルと61.8%である1585ドルあたりとなりそうです。31.8%戻しの1380ドルが2015年以来の抵抗ラインでしたが、ブレイクしたここからはサポートラインとなることが期待されます。

【XAUUSD(金ドル)週足チャート】

出所:サクソバンク証券