台風19号で被害に遭われた方に心よりお見舞い申し上げます。

毎週火曜のMarket Tipsではテクニカルな観点からその時点でチャンスがあるプロダクトを為替、株式、コモディティを問わず紹介しています。

■先週の振り返り

まず、先週の振り返りですが、先週はUSDCADの売りをピックアップしました。USDCADは金曜NY市場までほぼ執筆時点の水準(1.33035)を中心に狭い値幅の中でのもみあいが続きました。均衡を崩したのは金曜NYの市場で発表されたカナダの雇用統計で、予想の失業率5.7%と新規雇用+1万人に対して、5.5%と+5.4万人と強い結果。これをきっかけにカナダドル買いとなり、USDCADは1.3169まで大きく売られました。

久しぶりに期待したきれいな値動きとなり、TRIXと移動平均線のGC/DCの組み合わせも最後に好結果を出してくれました。これで10勝4敗5分けとなりました。

■TRIXと移動平均線のGC/DC

今回で「TRIXと移動平均線のGC/DC」を使うのは最後となります。2つの異なる手法を組み合わせていますが、トレンド継続中の押し目買い、戻り売りを目的とした使い方で下記のシグナル発生条件となります。

(1)トレンドの判断
TRIXを使います。TRIXの期間を20期間とすることで滑らかなカーブを描かせています。見方はシンプルでTRIXの上昇=上昇トレンド、TRIXの下降=下降トレンドです。

(2)売買シグナル
売買シグナルには2本の単純移動平均線のゴールデンクロスとデッドクロスを用います。こちらの期間は4期間と9期間と短めにして、シグナル発生頻度を増やします。単純にGC(ゴールデンクロス)が買い、DC(デッドクロス)が売りです。

まとめると、以下の売買シグナルとなります。

・TRIXが上昇中に2本の移動平均線がGCとなったら買い
・TRIXが下降中に2本の移動平均線がDCとなったら売り

■今週のピックアップ

今週は株価指数CFDから日経平均(JP225.i)の買いです。FXにもシグナルが出ているものも多かったのですが、欧州通貨絡みのものばかりでEUサミット(理事会)において、いよいよブレグジットの合意の有無が決まる中、積極的には選びたくありません。株価指数もリスクオンオフの影響はありますが、比較的いい形なので今週は日経平均です。

出所:サクソバンク証券

チャートは4時間足で、TRIXは4日NY市場で上昇に転じて以降は強い地合いを示しています。(サブチャートの青いラインの傾き。ピンクの矢印参照)。

そして売買シグナルとしての2本の移動平均線は昨夜のNY引け間際にゴールデンクロス(ピンクの丸印)となりましたので買いとなります。移動平均線がいったんダマシのデッドクロスを挟んだ後のゴールデンクロスということで、先週同様に流れとしては良さそうです。

来週からは別の手法によるピックアップをします。