■Market Tips

毎週火曜のMarket Tipsではテクニカルな観点からその時点でチャンスがあるプロダクトを為替、株式、コモディティを問わず紹介しています。

■先週の振り返り

まず、先週の振り返りですが、先週はFXからユーロポンド(EURGBP)の買いをピックアップしました。先週火曜執筆時点では0.86348でしたが、その後は売りが先行し0.86を割れてから反転0.8656レベルへと上昇後は昨日までほとんど動きが見られませんでした。

そして昨日の欧州市場でブレグジット党党首が保守党とは争わないと発言したことをきっかけにポンドが主要通貨に対して買われ、ユーロポンドは0.85台後半へと水準を切り下げることとなりました。ほとんどの時間は動かなかったものの昨夜の下げでストップとなりましたので、今週も負けとなりました。11勝7敗5分けと最近負けが増えていますが、今週までは以下の手法で続けます。

■TRIXと転換線・基準線

TRIXと一目均衡表の転換線・基準線を組み合わせた手法も今週で最後となりますが、この組み合わせはこのシリーズの中ではいまひとつです。

どちらのテクニカル指標も比較的ゆっくりした転換を示すため、フィルター、トリガーの区別はつけず、両者の方向性が揃ったら売買のシグナルとしています。

(1)TRIX
20期間のTRIX(サブチャート)のカーブを見て、TRIXの上昇=上昇トレンド、TRIXの下降=下降トレンドです。

(2)転換線・基準線
転換線(9期間の半値、青)が基準線(26期間の半値、赤)を上抜ける(好転)か、下抜ける(逆転)かで判断します。転換線>基準線=上昇トレンド、転換線<基準線=下降トレンドです。

まとめると、以下の売買シグナルとなります。

・TRIX、転換線・基準線がともに上昇トレンドを示したら買い。
・TRIX、転換線・基準線がともに上昇トレンドを示したら売り。
*上述の通り、順序は問いません。

■今週のピックアップ

今週はFXからポンドドル(GBPUSD)の買いをピックアップしました。

前回の負けのきっかけとなったブレグジット党の総選挙に向けてのスタンスが、合意ある離脱の可能性を高めています。あまりあてにならない印象ですが、次の世論調査でも保守党の支持率上昇につながるかもしれません。

(チャート提供:サクソバンク証券)

チャートは4時間足で、TRIXは昨夜NYの前場にポンドが上昇した動きを受け上昇に転じ(ピンクの矢印)、転換線・基準線も同じタイミングで好転(上抜け、ピンクの丸印)を見せました。ちなみに今回のように転換線と基準線が同じ値を示した場合には、その時点で好転・逆転(クロス)が起きたという判断をします。

ということで、今週は半日経過してはいますが、ポンドドルの買いシグナルに乗っかっていくこととします。この手法によるピックアップは今回で終了となりますので、来週はまた別の手法でのピックアップとなります。