■Market Tips

毎週火曜のMarket Tipsではテクニカルな観点からその時点でチャンスがあるプロダクトを為替、株式、コモディティを問わず紹介しています。

■先週の振り返り

まず、先週の振り返りですが、先週はFXからポンドドル(GBPUSD)の買いをピックアップしました。先週火曜執筆時点では1.28564でしたが、その後は12月総選挙に向けてブレグジット党が与党保守党に有利な選挙戦を進めていくことが明らかとなり、合意あるブレグジットの可能性が高まったきたとしてポンド買いが進みました。

その後も押しらしい押しも無いまま、昨日には1.29845まで高値を伸ばしていますので、どこでも利食いを入れられる良いパターンとなりました。これで12勝7敗5分けとなり、引き分けを総取引にカウントしても五分となりました。

■パラボリックとDMI

今週からパラボリックとDMIを組み合わせます。

パラボリックもDMIも多くのテクニカル指標を開発したワイルダー氏によるものですが、ここではパラメータを若干変えて使います。

(1)パラボリック
パラボリックはSAR(Stop And Reverse =ドテン)の点がメインチャート上に表示されトレンドの転換を示しますが、パラメータを小さくすることで、よりトレンド継続が長くなります。そこで、ここではパラメータをすべてデフォルトの半分(0.01, 0.01, 0.1)とします。

見方は単純にSARの上であれば上昇トレンド、SARの下であれば下降トレンド、これをフィルターとして使います。

(2)DMI

DMIの中の+DIと-DIを使います。パラメータは14期間として、フィルターの方向で売買シグナルが出た場合に、これをトリガーとします。つまり、+DI>-DI=買い、-DI>+DI=売りです。+DIを緑、-DIを赤で示します。

まとめると、以下の売買シグナルとなります。

・SARが下にあるときに+DI>-DIとなったら買い。
・SARが上にあるときに-DI>+DIとなったら売り。

■今週のピックアップ

今週もFXからポンドドル(GBPUSD)となりましたが、今回は売りです。異なるテクニカル手法で先週が買い、今週が売りというのも面白いです。

出所:サクソバンク証券

チャートは4時間足で、パラボリックのSARは早朝の段階で上側に転じましたので下降トレンドとなります(ピンクの矢印)。そして、DMIの+DIと-DIも今回は同じタイミングで-DI>+DIとなったため(ピンクの丸印)、売りシグナルという判断です。

今週から4回はパラボリックとDMIの組み合わせでのピックアップを続けていきます。