■Market Tips

毎週火曜のMarket Tipsではテクニカルな観点からその時点でチャンスがあるプロダクトを為替、株式、コモディティを問わず紹介しています。

■先週の振り返り

まず、先週の振り返りですが、先週はFXからユーロポンド(EURGBP)の買いをピックアップしました。先週火曜執筆時点では0.85591でしたが、その後はまったく上げること無くじり安となりました。

これで14勝8敗5分けですが、今回の売買シグナル的には4日の欧州市場できれいに売りに転じています。それまでの下げは限定的でしたので、本来的にはシグナル転換でポジションも転換するパターンであったと言えます。

■パラボリックとDMI

パラボリックとDMIを組み合わせて売買シグナルを判断する4週目となりますので、当手法によるピックアップは今回で最後となります。

パラボリックでは通常使わないパラメータを使っていますので、まずは下記の説明をお読みください。

(1)パラボリック
パラボリックはSAR(Stop And Reverse =ドテン)の点がメインチャート上に表示されトレンドの転換を示しますが、パラメータを通常の0.02, 0.2から小さくすることで、よりトレンドの継続が長く表示されます。ここではパラメータをデフォルトの半分である0.01, 0.01, 0.1としています。

見方は通常通りです。SARの上であれば上昇トレンド、SARの下であれば下降トレンド、これをトレンドフィルターとして使います。

(2)DMI
DMIの中の+DIと-DIを使います。パラメータは14期間として、フィルターの方向に沿った売買シグナルが出た場合、このクロスをトリガーとします。つまり、+DI>-DI=買い、-DI>+DI=売りです。+DIを緑、-DIを赤で示します。

まとめると、以下の売買シグナルです。

・SARが下にあるときに+DI>-DIとなったら買い。
・SARが上にあるときに-DI>+DIとなったら売り。

■今週のピックアップ

今週は水曜のFOMC、木曜のECB理事会、英国総選挙(大勢はNY引け頃に判明)、金曜の日銀短観、週末の対中関税発動(猶予中)と週後半に重要イベントが目白押しのため、積極的には取引がしにくいタイミングです。

しかもFX、主要株価指数、主要コモディティと既にシグナルが出て時間が経過しているものが多かったため、久しぶりに個別株にまでスクリーニングを広げました。そして、まあまあ良い感じかなということで今週は「セコム」のCFDを選ぶこととしました。

出所:サクソバンク証券

チャートはいつも通り4時間足ですが、取引時間が現物と同じため、1日のローソク足が2本(前場と後場)のみです。その分、個別株は他のプロダクトよりも長めのスタンスで臨むほうがよいと考えます。また、執筆時点ではまだ前場がひけていないこともあって、若干先走っての判断となっています。

まず、パラボリックのSARは本日の前場の上げで下側に転じています(未確定)ので、上昇トレンドということになります(ピンクの矢印)。いっぽうでDMIの+DIと-DIの位置関係も、同じタイミングで+DI>-DI(未確定)となっています(ピンクの丸印)。ということで、セコムの買いを今週はピックアップしました。

どちらにも(未確定)とコメントしていますが、余程のことがなければ変わらないと見ています。万が一のことがあったら、ごめんなさいということで。

来週からはまた異なった手法でのピックアップとします。