■SaxoTraderPRO

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SaxoTraderPRO概要

■日本株式CFD

サクソバンク証券では、国内最多水準*となる約1,500銘柄の日本株式CFDを提供。取引手数料無料**、最大レバレッジ5倍(個人の場合)、決済期限なく「売り建て」「買い建て」がともに可能です。

*2020年6月11日現在
**持ち越し建玉に対してキャッシュバック方式で実施。

日本株CFD概要

日本株CFDの銘柄数が充実したことにあわせ、今週からレポートの形式を変更することとなりました。ひとつは今まで通りFXや指標、コモディティ等を選び、もうひとつは日本株CFDに絞って毎週2銘柄をピックアップしていくこととします。

■先週の振り返り

先週はドル建て金(XAUUSD)とナスダックCFD(USNAS100.I)を取り上げましたので、その後の動きを見ておきましょう。

(1)ドル建て金(XAUUSD)

ドル建て金(XAUUSD)は、一部の保守的な投資家はリスクヘッジ手段として株を買いながらも、安全資産の金も買っているという見方を示した上で、1800ドルの大台を試し、コロナ後の米国や世界経済に対する楽観的な見方が後退する動きが出てくると、史上最高値更新という可能性も出てくるとしました。

その後も金価格はじり高の展開を辿り、昨日は1789.45ドルの高値をつけています。1800ドルのターゲットに近い水準で、いったんは利食いも出てくる可能性はありますが、引き続き金価格は上昇トレンドにあることから、押し目買いが続きやすい流れにあり、中長期的には史上最高値を狙う流れには変化は無さそうです。

(2)ナスダックCFD(USNAS100.I)

ナスダックCFD(USNAS100.I)は、上昇トレンドとなっているものの他の株価指数からの乖離が大きく、コロナショックの影響を受けにくいハイテク株中心とは言っても実体経済は驚くほどの減速、現在の楽観的な動きが果たしていつまで続くのかとなるとやや過熱感が強すぎるという見方を示しました。

テクニカルには9750ドル水準への押しが6月末までにあるのではないか、というテクニカルな観点からの調整を考えましたが、6月29日安値が9742.73、ほぼターゲット通りの押しとなりました。しかし、そこから昨日には改めて高値を更新し、10323.22まで水準を切り上げています。

個人的には加熱し過ぎという印象は変わらず、押し目があったら買いは良いとしても追いかけて買っていく水準とは思えません。テクニカルな押しとエクスパンションを計算しながらやや距離を置きたいところです。

■今週の注目銘柄

今週は豪ドル円(AUDJPY)と今週の日本株CFD2銘柄を取り上げます。

(1)豪ドル円(AUDJPY)

豪ドル円(AUDJPY)は5月始めから6月始めまではドル円と似たような円安と円高という動きを見せていましたが、6月第2週以降はドル円が5月始めの水準に押してから再び上がってきた動きに対して、豪ドル円は下げも上げも緩やかで、以前に比べると動きが鈍くなってきた感があります。

これはドル円が6月始めは雇用統計で上げすぎ、FOMCにおけるイールドカーブ・コントロール思惑で下げ過ぎと過敏に反応しすぎた面があると思いますが、それに加えて米国内の黒人暴行致死と射殺事件の影響をドル円では素直に反応していたということがあります。いっぽうで豪ドルは経済活動再開の動きの中で資源国としての好材料に目が向かったということがありますが、米中間だけでなく豪中間でも対立があることを考えると、ドルが介在しない豪ドル円は比較的安定した動きにあったと思います。

(チャート提供:サクソバンク証券)

ここからの動きはかなりテクニカルな面が大きくなると見ています。というのも豪ドル円は6月中旬以降に小さめのトライアングルを形成していましたが、それを上抜けてきています。現状は抜けたレジスタンスをサポートに、昨日の水準が6月レンジの半値戻しと重なります。次のターゲット61.8%戻しの75円台前半を今は目指していると見て良さそうです。

(2)今週の日本株CFD2銘柄

さて、冒頭にお知らせしたとおりですが、今週からレポートの形式を今までのスタイルで1商品、日本株CFDから2銘柄というスタイルでお送りします。

また個別株の場合、テクニカルももちろんですが、ファンダメンタルな要素も大きいですし、多くの方はコロナ後のことを考えて買いから入りたいと思う方も多いかと思います。そこで、今週は試しにベタなピックアップ方法ですが、上記銘柄の中からいわゆる割安株を探してみます。

これはどんなツールでも良いと思いますが、株価スクリーニングツールでPER(株価収益率)が20以下、PBR(株価純資産倍率)が1.5以下というフィルターでまず銘柄数を減らしていいきます。さすがに、これだけでは銘柄数が多すぎますので、PSR(株価売上高倍率)も加え、こちらは5以下にしてみます。

ここにテクニカル、と言っても株価らしいテクニカルを加えてみましょう。過去52週高値抜け、トレンドがあるもののみを残す目的です。これで6銘柄にまで減りました。しかも、日本株CFDにあるのはその中の2銘柄、どちらもレバ5倍ですから資金効率もよいですね。

3050「DCMホールディングス」

ひとつめは、3050「DCMホールディングス」ウィキでは「DCMカーマ、DCMダイキ、DCMホーマックなどを持つ持株会社。3社と三井物産による共同物流会社」とあります。

チャートも見てみましょう。

(チャート提供:サクソバンク証券)

なかなかすごい上昇です。ここから買うのは尻込みしたくなるかもしれませんが、中長期的には面白い銘柄かと思われます。

8066「三谷商事」

もうひとつは、8066「三谷商事」。こちらもウィキの紹介によると「主に情報システム、建設業、風力発電などエネルギーに関する事業を展開する日本の商社」とあります。

こちらもチャートを見てみます。

(チャート提供:サクソバンク証券)

こちらは、まだ上抜けして日が浅く先程の銘柄よりは手を出しやすい印象です。

今回は初回ということで、おもにファンダメンタルな要素からピックアップしてみましたが、次回以降もいろいろな角度からピックアップしていきたいと思います。

■来週の注目イベント(コラム)

昨日は日銀短観でリーマンショック以来の悪い数字となりやや遅れてリスクオフの動きとなりましたが、今夜は米国雇用統計で前回よりは改善しているという予想ですが、直近では経済活動再開とともに新型コロナウイルスの感染者も増えコロナ後の見通しに不透明さを加えています。

そして、もっとも気になることは昨日から始まった香港の国家安全法ですが、初日から逮捕者が出ています。香港独立の旗をバッグ内に持っていただけで逮捕というのはどういう国なんだという気がしますが、7月18日から9月の議会選挙に向けての立候補受付が始まります。

国家安全法の影響で今までのような自由な主張が出来ないとなると、いよいよ中国本土の影響が一層香港の政治でも強まる可能性が高いと言わざるを得ません。個人的にはブレグジットの影響でロンドンから本社機能を移した企業以上に、今後香港から逃げ出す企業が増えるのではないかと思うのですが、最初の判断材料として18日までの香港内の動きは気にしておくべきでしょう。