■SaxoTraderPRO

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SaxoTraderPRO概要

■日本株式CFD

サクソバンク証券では、国内最多水準*となる約1,500銘柄の日本株式CFDを提供。取引手数料無料**、最大レバレッジ5倍(個人の場合)、決済期限なく「売り建て」「買い建て」がともに可能です。

*2020年6月11日現在
**持ち越し建玉に対してキャッシュバック方式で実施。

日本株CFD概要

本株CFDの銘柄数が充実したことにあわせ、先々週からレポートの形式を変更することとなりました。ひとつは今まで通りFX、株価指数、コモディティ等から選び、もうひとつは日本株CFDに絞って毎週2銘柄をピックアップしています。

■先週の振り返り

先週はポンド円(GBPJPY)と日本株CFD2銘柄を取り上げましたので、その後の動きを見ておきましょう。

(1)ポンド円(GBPJPY)

ポンド円(GBPJPY)は、6月高値と6月安値の半値戻しが135.744となっていて、短期的には同水準をターゲットとした上昇が続くものと見ていました。

執筆直後にこのターゲットを達成し135.924の高値をつけましたが、その後は好材料が出尽くした流れの中で、改めてブレグジット移行期間後に合意なき離脱と同じことになるのではないかという懸念もあり、利食いにより一時134円を割り込む動きとなりました。

今週は明日からEUサミットが開かれ復興基金の採決がメインテーマとなりますが、現状ではまだ反対している国への根回しが進んでいません。結果次第ではユーロドルが大きく動く可能性がありますので、それにつられてのポンドの動きやユーロポンドでの動きなど要ウォッチの週末から週明けとなりそうです。

(2)日本株CFD

先々週から日本株CFDを2銘柄取り上げています。先週も株価の割安感を測る指標から3つを選び、「PER(株価収益率)が20以下」、「PBR(株価純資産倍率)が1.5以下」、「PSR(株価売上高倍率)が5以下」のスクリーニングをかけてみました。

銘柄数を絞るため、テクニカルを併用し前回は7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける(ゾーン・エグジット)が発生した銘柄による押し目買い銘柄として以下の2銘柄をピックアップしました。

・2004「昭和産業」
・8344「山形銀行」

その後の動きを確認してみます。

まず昭和産業ですが、こちらは執筆時点の株価が3200円、今朝は3335円まで水準を切り上げてきました。割安株でテクニカルに押し目を狙うという戦略は最近の相場全体が強い地合いの時にはワークしやすいと言えそうです。

次に山形銀行ですが、こちらは執筆時点の株価が1247円、昨日高値は1361円でした。こちらは価格帯から考えるとなかなか良い感じでした。先週は相場全体の動きも幸いして2勝となりました。

■今週の注目銘柄

今週はドル建て金(XAUUSD)と今週の日本株CFD2銘柄を取り上げます。

(1)ドル建て金(XAUUSD)

ドル建て金(XAUUSD)は当レポートでも随時取り上げていますが、7月8日には年初来高値を更新し1818.16ドルと1800ドルの大台に乗せ、2011年9月以来の水準となりました。残されるターゲットは同月につけた史上最高値1921.13のみとなり、テクニカルにはいつ試してもおかしくない流れとなっています。

材料的には以前ドル建て金を扱った時にも書きましたが、新型コロナウイルスの新規感染者数が急増し、当初想定していた世界的な景気のV字回復が懸念されるにも関わらず、米国ナスダックを中心に株式市場は過熱気味の上昇を見せています。中国を代表する上海総合株価指数にいたっては、7月1日には2900台だったものが13日には3458まで上伸するなど、過熱しすぎという動きです。

そうした中で買わなければ更なる上昇についていけないものの、高値警戒感もあるということでリスクヘッジから金を買う動きも継続していると考えることができます。世界中で大規模緩和と大規模支出で年後半の回復を目指していましたが、果たして今のままで資金が続くのかという懸念はつきまとい、今後も上下はあるものの金市場への資金流入は続きやすいといえます。

チャートも見てみましょう。長期的には上述の通り、史上最高値1921.13のトライですが、短期的にはどうでしょうか。日足チャートを見てみます。

(チャート提供:サクソバンク証券)

6月の押しからはほぼ平行な上昇チャンネルの中での動きが続いていますが、ここ1週間ほどは高値圏での足踏み状態です。横方向への動きが続くとサポートラインを下抜けることとなりますし、先週の株価で見た7期間のRSIでは買われすぎゾーンの中でゾーンエグジットが近そうなチャートに見えます。

サポートラインを下抜けるか、RSIでゾーンエグジットとが見られる場合にはいったん利食い売りによる下押しが入りそうですが、長期的には売られたところでは再び買いという動きになるでしょう。

(2)今週の日本株CFD2銘柄

さて、先々週から日本株CFDから2銘柄というスタイルでお送りしていますが、ファンダメンタルに割安株を探すという時点でどうしてもマイナーな銘柄になりがちです。そこで、今週は先週同様のスクリーニングとテクニカルによるピックアップを1銘柄、誰でも知っている銘柄から1つ選んで現状どのような判断ができるのかテクニカルな観点から判断することにします。

まず、割安株スクリーニング銘柄ですが今週も以下の条件を適用します。

・PER(株価収益率)20以下
・PBR(株価純資産倍率)1.5以下
・PSR(株価売上高倍率)5以下

そして、テクニカルな条件も先週と同様に7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける(ゾーン・エグジット)が発生した銘柄とします。また必要証拠金(個人)は20%の銘柄から選びましょう。

今週のスクリーニングによるピックアップは複数ありましたので、誰でも知っっているJR西日本を選んでみました。

9021「西日本旅客鉄道」

会社の説明は不要だと思いますので、日足チャートを御覧ください。

(チャート提供:サクソバンク証券)

チャートを見るとRSI下限のゾーンエグジットとなっていることがわかりますが、レジスタンスラインもうわ抜けてきています。反発の動きに期待できそうです。

さて、今週は偶然にもスクリーニング銘柄が誰でも知っているメジャーどころとなりましたが、誰でも知っている銘柄で、コロナで注目された任天堂を取り上げることとします。

7974「任天堂」

任天堂はステイホームの影響からゲーム機器スイッチの品不足で、スイッチが転売目的で買い占められ実売価格が定価の2倍以上という状況が続きました。高く販売されているからと言っても任天堂の利益が増えるわけではありませんが、需給宇野バランスが崩れ需要に供給が追いつかないということから任天堂の株価も上昇が続きましたが、7月に入ってやや変調が見られます。

早速ですが日足チャートをご覧ください。

(チャート提供:サクソバンク証券)

7月に入り6月高値を上抜けたものの急速に反落し、6月中旬の水準へと押してきていることがわかります。この6月中旬からの安値圏=現在地がネックラインとなっていて、現在の水準を下抜いてくるとテクニカルには変形ダブルトップとなり、いったん売りが強まりそうなチャートに見えます。

任天堂は売りからも入れる日本株CFDとなっていますので、今日の動きが下げということであれば、短期的にもう一段の下げを狙える銘柄となりそうです。

■来週の注目イベント(コラム)

先週も書きましたが、いよいよ明日からEUサミットが始まります。市場参加者の多くは復興基金可決を見込んでのユーロ買いで動いてきましたが、決まるかどうかはサミット2日めの土曜日までもつれ込む可能性が濃厚です。

可決すれば素直に一段高、否決されたら急反落となるでしょうから、週明け月曜の市場は荒れる可能性が高く注意が必要です。サクソバンクのFX取引は月曜は今(豪州冬時間)は午前4時から開始しますので、どこよりも早くインターバンクディーラと同じレートを見ることが出来ます。

果たしてどのような結果になるのか、個人的には週末越えの欧州通貨ポジションはリスク管理の観点からも持たずに行きます。