■SaxoTraderPRO

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SaxoTraderPRO概要

■日本株式CFD

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日本株CFD概要

■先週の振り返り

先週はナスダック100(USNAS100.I)と日本株CFD2銘柄を取り上げましたので、その後の動きを見ておきましょう。

(1)ナスダック100(USNAS100.I)

ナスダック100(USNAS100.I)は、上昇している流れには逆らえないもののスピードが速すぎることから目先はいつ調整が入ってもおかしくないこと、また買うならばサポートラインの水準に下押しする動きを待ちたいということを書きました。

執筆翌日にナスダック100(USNAS100.I)はわずかに高値を更新し11291.19をつけましたが、今週火曜にはいったん10855.58まで売りが入っています。さすがに高値警戒感もあって高値追いにはなっっていませんが、下値も底堅くいまだサポートラインには距離があります。

サポートラインは本日時点で10500ドル台を緩やかに上昇しています。価格が下がるのが先か、このラインがもう少し上がってくるのが先かはわかりませんが、依然として同水準までは買いは待ちたいというのが個人的な意見です。

(2)日本株CFD

日本株CFDを2銘柄取り上げていますが、1銘柄は株価の割安感を測る3指標「PER(株価収益率)が20以下」、「PBR(株価純資産倍率)が1.5以下」、「PSR(株価売上高倍率)が5以下」のスクリーニングをかけてピックアップしています。

銘柄数を絞るためにテクニカルも併用し、ゾーン・エグジット(7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける)が発生した銘柄を押し目買い銘柄としています。

先週は以下の銘柄をピックアップしました。

・9468「KADOKAWA」

その後の動きを見ると、執筆時に既に大幅高となっていて2465円でしたが2488円まで若干の追随買いが入った後は高値圏でのもみあいを継続しています。その間、日経平均が上昇している中で横方向でのもみあいですから、先行して上がってしまった分、今は動きにくいというところに見えます。

もうひとつの銘柄は注目度の高い銘柄からのピックアップです。

前回は決算発表のある以下の銘柄をピックアップしました。

・7203「トヨタ自動車」

さすがトヨタという内容で、他の自動車メーカーが軒並み大幅な赤字となる中で黒字を確保するあたり、圧倒的な強さを見せつけた感じです。

株価は執筆時点は6670円でしたが、コロナ禍にいおいても素晴らしい数字を出したことから株価は続伸、7379円まで水準を切り上げています。ややスピードが速いのですが、テクニカルには6月高値を上抜けてきたことで。押し目買いのチャートになってきたと言えるでしょう。

■今週の注目銘柄

今週はドル建て銀(XAGUSD)と今週の日本株CFD2銘柄を取り上げます。

(1)ドル建て銀(XAGUSD)

ドル建て銀(XAGUSD)はドル建て金(XAUUSD)同様に大幅高となり、直近では金同様に高値からの調整売りが入っています。コロナショック後の3月安値からの上昇をドル建て金(XAUUSD)と比較すると以下のようになります。
 
            安値(3月16日) 高値(8月7日)
ドル建て金(XAUUSD) 1451.34      2075.14(+43%)
ドル建て銀(XAGUSD) 11.2965      29.8600(+164%)
 
こうして見ると金の上昇の約4倍もの勢いでドル建て銀(XAGUSD)は上昇してきたことがわかります。これはもはや暴騰といってよい上昇率だと思いますが、歴史的に銀は投機的な動きをしやすいことで有名です。
 
金価格は史上最高値ですが、銀は前回の高値2011年時点では50ドル近くまで上昇したのが史上最高値ですから、そこから考えればまだ高すぎるとは言えません。今回の急騰の裏には金価格に追随した面が大きいのですが、市場として銀市場は小さいこと、また価格水準が低いことが投機筋にとって好都合というところです。
 
ちなみに、金は宝飾品、工業品として需要が大きいのですが、銀は食器、歯科材料、レントゲンフィルム程度で、デジカメになってから一般用フィルムが姿を消し、今では需要自体はそれほど大きいとは言えません。長期的には金銀比(金価格と銀価格の比率)も見ながら価格水準を考えたほうがよいでしょう。
 
テクニカルにも短期的には買われ過ぎの印象です。日足チャートをご覧ください。

(チャート提供:サクソバンク証券)

価格の上昇が急だった分、金以上に調整が入りやすいと思いますし、過去にも銀相場が急騰したときは下げも速かったということもあり、いったん直近の上昇前に押しが入った水準23ドル前後への調整が入ってもおかしくはありません。また3月安値と8月高値の38.2%押しが22.7687となっていますので、こちらからも23ドル前後という水準は妥当な調整と言えそうです。

(2)今週の日本株CFD2銘柄

今週も日本株CFD2銘柄のうち、1銘柄はファンダメンタルに割安株を探しテクニカルで絞る、もう1銘柄は誰でも知っている銘柄から選んで現状どのような判断ができるのかをテクニカルな観点から見ています。

まず、割安株スクリーニング銘柄ですが以下の条件を適用します。

・PER(株価収益率)20以下
・PBR(株価純資産倍率)1.5以下
・PSR(株価売上高倍率)5以下

そして、テクニカルな条件は7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける(ゾーン・エグジット)が発生した銘柄とします。また必要証拠金(個人)は20%の銘柄から選びましょう。

今週も上記スクリーニングによるピックアップ、かつ証拠金率20%(レバ5倍)の銘柄は2銘柄しか残りませんでした。その中からSUMCO(サムコ)を選んでみました。

3436「SUMCO」

SUMCOは半導体用のシリコンウエハーで世界第2位(ちなみに世界1位も日本の信越化学)の知る人ぞ知る重要な企業ですが、6日の決算発表が悪かったことで7日に下げています。しかし、その後上げてきたことからテクニカルに買いシグナル出ることとなりました。

(チャート提供:サクソバンク証券)

チャートを見ると決算発表後に6月安値を割り込みましたが、反発してきたことから決算前とのギャップを埋めて天気的には1600円水準を試しにいくのではないかと見ています。

9984「ソフトバンク」

もうひとつは同じく決算発表のあったソフトバンクです。前年はコロナ禍の影響が大きく通期で9000億円を超える巨額な赤字を出しましたが、直近の4〜6月期決算では1.2兆円の黒字と昨年赤字を埋め合わせたことで孫社長も強気の会見となりました。

4〜6月期は資産売却で見た目はよくなりましたが、投資先にはアームのような優良企業があるいっぽうで、いまだコロナ禍に苦しむ企業もありと、常に不安と楽観が同居する企業ですが、株価は孫正義という個人に対する評価も大きいので、今後もブレはあるでしょうが、今回のコロナ禍を経て当面は守りの姿勢とのことですから、年後半はあまりぶれないのではという感じもします。

週足チャートを見てみます。

(チャート提供:サクソバンク証券)

昨年高値6045円を抜けて7月から8月にかけて大きく上昇し、決算前後で利食い売りが出ている動きです。ここから下げた場合には昨年高値圏の6000円前後がサポートとなりますし、短期的には7000円はいったん高値を見た感じもします。

■来週の注目イベント(コラム)

来週は米国大統領選に向けて民主党も共和党も全国大会があります。民主党では副大統領候補にハリス上院議員が決まりましたが、バイデン前大統領が持っていた手書きのメモに先週時点で同候補の名前が書かれていた写真をすっぱ抜かれたことで、やはりそうだったかとあまり驚きのない発表となりました。

現時点ではバイデン前大統領が優位な状況ですが、前回選挙では前日までトランプ大統領が勝つとは誰も思っていなかったことを考えると、全国大会以降が選挙戦本番ですし、まだどちらが有利かと言うのは早いかもしれません。ただ、コロナウイルスに始まり、警察による黒人致死、射殺と現政権には不利な材料が続いていますので、ここからどのような反撃を見せてくれるのか、口撃のトランプ大統領ですからまずは来週の双方の発言を注視したいところです。