■SaxoTraderPRO

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SaxoTraderPRO概要

■日本株式CFD

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日本株CFD概要

■先週の振り返り

先週はS&P500(US500.I)と日本株CFD2銘柄を取り上げましたので、その後の動きを見ておきましょう。

(1)S&P500(US500.I)

S&P500(US500.I)は、テクニカルな観点から「8月31日を過ぎてS&P500が3500ドル水準にいればいったん調整が入りやすい」という見方を示しました。

その後の動きを見ると、8月31日以降も3500ドルを超えているどころか、昨日大きく上げたことでレジスタンスがサポートに転じるパターン、つまり3500ドルを目先の安値に強い地合いを継続するという可能性も出てきたといえます。ただ、明日は米国雇用統計、月曜は米国が祝日となりますので、上下どちらの可能性もありそうで悩ましい展開となってきました。ただ個人的には調整(下げ)が入る可能性に引き続き注意したいという見方でいます。

(2)日本株CFD

日本株CFDは2銘柄取り上げていますが、1銘柄は株価の割安感を測る3指標「PER(株価収益率)が20以下」、「PBR(株価純資産倍率)が1.5以下」、「PSR(株価売上高倍率)が5以下」のスクリーニングをかけてピックアップしています。

銘柄数を絞るためにテクニカルも併用し、ゾーン・エグジット(7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける)が発生した銘柄を押し目買い銘柄としています。

先週は以下の銘柄をピックアップしました。

・4578「大塚ホールディングス」

テクニカルにはあまりはっきりしていないことから、押し目があれば買いというスタンスが望ましい旨を書きましたが、翌金曜には安倍首相辞意表明で主要な株と同様にさげたものの、その後は行って来いです。

さすがに金曜のヘッドラインで下げたところで押し目買いは難しいですから、動けなかったという人が圧倒的に多かったのではと思います。ここからは一週間経って特に変わっていませんが、テクニカルには横方向の動きを続けやすい状態です。

もうひとつの銘柄は注目度の高い銘柄からのピックアップで、先週は同業種で話題となっていた銘柄を取り上げました。

・4502「武田薬品工業」

アリナミン等大衆薬事業を売却することを正式に発表した武田薬品は「買われすぎゾーンからのゾーンエグジットでいったん押しが入りやすいチャート」となっていることから「買うならば押しを待って買い」という見方でしたが、先週金曜の安倍首相辞意表明後も戻しらしい戻しが見られず、8月11日の水準にまで押してきました。

押しを待った感じがしますので、そろそろ買っても良い水準になったと見てよいでしょう。

■今週の注目銘柄

今週はポンド円(GBPJPY)と今週の日本株CFD2銘柄を取り上げます。

(1)ポンド円(GBPJPY)

ポンド円(GBPJPY)はポンドドルの強さと安定したドル円の動きに支えられ上昇トレンドを続け9月1日には高値142.717と2月26日以来の高値をつけています。中期的には6月後半の押し以降は順調に上げ続けていますが、ひとつはユーロ高に支えられた面、もうひとつはブレグジット後のEUの協議に対しての楽観という面が大きかったと言えます。

前者は特に米国との比較において新型コロナ感染者の拡大が欧州では早期に減少に転じたことや、コロナ対策費用の対応も欧州に比べて米国では議会での問題を抱えているなど、米国との対比でユーロ買いに動いたということが要因です。後者は12月末でブレグジットの移行期間が終了するため、それ以降の英国とEUとの協議が9月中にはまとまるであろうという見方が広がっていたことが要因で、実際にユーロポンドではユーロ以上にポンドが強いユーロ売りが続いていました。

しかし、ここに来てまずユーロの値動きに変調が生じています。先週にはシカゴのポジションが21万枚を超え買いとしては過去最大という状況になっていたこともあって、ポジション調整が入ることに対して警戒が広がっていたところに1.20の大台乗せで急速に達成感が広がり、ユーロドルは1.18台前半へと水準を下げてきました。

そして昨日ですが、英国とEUとのブレグジット後の協議に対して、EU側のバルニエ首席交渉官が「10月末の締切(ブレグジット後の協議)に対して現実的になるべきだ。英国側が妥協点を見出そうとしない。」と苦言を呈し、このままでは協定を結べないまま、実質的に合意無き離脱と同じことになるというリスクが改めて意識される状態となってきました。

テクニカルにも見てみましょう。日足チャートです。

(チャート提供:サクソバンク証券)

1日高値のローソク足が高値圏で現れやすい足型になっていますし、株価のスクリーニングにも使っている7日RSIも買われ過ぎの水準からまもなくゾーンエグジットになりそうな形になっています。本日の終値次第ではありますが、ポンドを取り囲む材料からするとゾーンエグジットとなる可能性は高そうです。

本日終値を見てからの判断となるものの、テクニカルにゾーンエグジットが発生するのであれば、短期目線でポンド売り。ある程度の押しを待って改めて書い直すというシナリオが良いと思われます。

(2)今週の日本株CFD2銘柄

今週も日本株CFD2銘柄のうち、1銘柄はファンダメンタルに割安株を探しテクニカルで絞る、もう1銘柄は誰でも知っている銘柄から選んで現状どのような判断ができるのかをテクニカルな観点から見ています。

まず、割安株スクリーニング銘柄ですが以下の条件を適用します。

・PER(株価収益率)20以下
・PBR(株価純資産倍率)1.5以下
・PSR(株価売上高倍率)5以下

そして、テクニカルな条件は7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける(ゾーン・エグジット)が発生した銘柄とします。また必要証拠金(個人)は20%の銘柄から選びましょう。

今週は複数ありましたが、自分ではあまり選ばない業種であることから、あえて以下の銘柄をピックアップしてみました。

1821「三井住友建設」

大手(鹿島、大林、清水、大成)に次ぐ準大手グループのゼネコンです。ゼネコン内の売上高では11位ですが、10位前後はお団子状態です。東京オリンピック開催が危ぶまれ、新型コロナで新規大型案件は減っているのですが、先日の大手の業績発表を見る限り思ったほど悪くはないといった感じでした。

ファンダメンタルな部分はスクリーニングで割安株を選んでいますので、テクニカルに見てみましょう。

(チャート提供:サクソバンク証券)

日足チャートを見るとたしかにゾーンエグジットではあるものの、それ以上に着実に高値を切り下げている動きほうが目立ちますし、7月末からのサポートも割り込んできました。今は買うよりも戻り売りを考えるべきチャートに思えますが、7月安値を割り込んだらあっさりとやめるという方針ならば、それほど値幅もありませんし、軽く買ってみるというのでも良いかもしれません。

9020「JR東日本」

もうひとつは今朝ニュースで出ていたJR東日本を見てみます。

ニュースというのは来年のダイヤ改正で終電の時刻を早め、一部は始発の時刻も送らせるというもので、本日午後に正式に発表するそうです。JR東日本はコロナ禍の影響を大きく受け、4〜6月期は過去最大の1553億円の赤字を出しました。

列車の運行時間を短くすることは保守点検の時間を長く取れるメリットがありますが、コロナの影響で特に深夜帯の乗客が激減し、終電近くでは前年比で7割の減少とのことです。経費を削減するということも大きいでしょう。

さすがに、最悪期は脱したと思いますが、こちらも日足チャートを見てみます。

(チャート提供:サクソバンク証券)

近いところでは8月3日に安値をつけ、そこからは着実に上昇し8月末にザラ場ベースで大台7000円をトライ後に、まだ底堅い地合いを続けているチャートと言えます。RSIは方向感が出ていませんが、既に前期の赤字は織り込んでいますし、今後の業績改善の可能性を考えるならば長期的な観点での買いはよさそうです。

ただ、業績回復の大きさを考えるとJRの中では東海道新幹線を運行するJR東海のほうが面白いかもしれません。

■来週の注目イベント(コラム)

明日は米国雇用統計、月曜は米国祝日ということで9月は第1週から動きが出そうな印象ですが、私が金融占星術(アストロサイクル)の日柄分析に使っているツールに新たな機能が加わったので、今回はその中から9月のNYダウに影響が出そうな日柄をピックアップしてみたいと思います。

NYダウは今週から新銘柄に入れ替わり史上最高値を視野に入れつつも、高値警戒感が高まっているのも事実です。そこで、9月の日柄から注意すべき日柄を計算させると、21、22、25日が出てきました。日本では秋分の連休の頃です。

そこから考えると米国株の底堅さはしつこく、調整は9月下旬までは入りにくいという見方もできるかもしれません。色々と面白い機能があるので、たまに題材にしたいと思います。