■SaxoTraderPRO

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SaxoTraderPRO概要

■日本株式CFD

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日本株CFD概要

■先週の振り返り

先週はナスダック100種指数(USNAS100.i)と日本株CFD2銘柄を取り上げましたので、その後の動きを見ておきましょう。

(1)ナスダック100種指数(USNAS100.i)

ナスダック100種指数(USNAS100.i)は「9日の安値をもう一度割り込まなかれば押しで終わって再上昇となる可能性が高いチャート、いっぽうで9日の安値を明確に割り込んでくるようだと次のターゲットとなる38.2%押しの10241.52も視野に入れなくてはならない流れ」という見方を示しました。

その後も上値は重たいものの9日安値はかろうじて割り込まずに横方向への動きとなっていました。しかし、昨夜のFOMC後のパウエルFRB議長の会見では平均インフレ率導入後の追加緩和等については触れられなかったこともあって、イベント通過後の利食い売りが継続することとなりました。

本日は早朝市場からじり安の動きを見せていて、先週のチャートで引いたサポートラインを下抜けつつあります。引き続き9日安値を下抜けるかどうかを目安に方向性を考えることとなりますが、先週以上に下げに注意したいチャートとなって来ていることは確かです。

(2)日本株CFD

日本株CFDは2銘柄取り上げていますが、1銘柄は株価の割安感を測る3指標「PER(株価収益率)が20以下」、「PBR(株価純資産倍率)が1.5以下」、「PSR(株価売上高倍率)が5以下」のスクリーニングをかけてピックアップしています。

銘柄数を絞るためにテクニカルも併用し、ゾーン・エグジット(7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける)が発生した銘柄を押し目買い銘柄としています。

先週は以下の銘柄をピックアップしました。

・3382「セブン&アイ」

8月にスピードウェイを約2.2兆円で買収することを決定した直後もテクニカルにはゾーンエグジットが発生しましたが、今回も9日に押しが入った後の上昇でゾーンエグジットが発生しました。短期目線で買いたい銘柄という見方は正しかったようで14日には3461円まで上昇しました。

その後は3300円台後半で横ばいの動き、テクニカルにも売買どちらの方向性も無いという流れとなっています。

もうひとつの銘柄は注目度の高い銘柄からのピックアップで、先週はドコモ口座でお騒がせとなった以下の銘柄を取り上げました。

・9437「NTTドコモ」

既に下げてきている動きの中で、7月安値まで7円しか離れていないことから、ここを抜けるとコロナショック後の安値2700円を次のターゲットとする動きであることを週足チャートで中期的な観点から示しました。

展開が早く早々に7月安値を下抜け15日には2703円まで下落、その後は若干戻していますが、かろうじてコロナショック後の安値更新は耐えたというところです。ここでの戻りが弱ければ引き続き年初来安値をつける流れにあると考えざるを得ません。

■今週の注目銘柄

今週はドル円(USDJPY)と今週の日本株CFD2銘柄を取り上げます。

(1)ドル円(USDJPY)

ドル円(USDJPY)は8月以降なかなか動きが出ない状況が続いていましたが、9月に入ってからはわずかずつではあるものの日々高値を切り下げる流れが続き、昨夜のFOMCに向けては追加緩和思惑もあってドル売りが強まる流れとなりました。

昨日まではユーロに遅れてドル円でもドル売りに追随するという見方もできましたが、直近ではユーロ円での売りが強まったことも重なってドル円は8月安値を下抜け昨夜のNY市場では104.802の安値をつけました。

ここからどうなるかですが、本日の日銀会合は無風通過となったことで、今週に入ってからの動きを考えると上がったところでは戻り売りが出やすい地合いが続くでしょう。本日は直近のサポートであった105.20レベルでいったん上値を抑えられそうですが、今後1週間程度で考えても105円台半ばはレジスタンスになってくると考えられます。

チャートをご覧ください。

(チャート提供:サクソバンク証券)

こうして見ると7月下旬からトライアングル(三角もちあい、赤のライン)を形成し、今週の下げで下抜けしていることがわかります。直近の抜けたサポートも含めて水平線(青)で引いてあるラインがサポートですが、残っているサポートは7月末の104.188のみで、目先は利食いの買い戻しが入っても105円台中場がレジスタンスとなり、中期的には104円台前半を目指す流れになってきたと考えられます。

時期的に9月の半期末も近づいてきましたので、実需の円買いが出てくる可能性もありますし、これまで動きが鈍かったドル円だけに、もうしばらくは変動が大きい流れが続くものと見ています。

(2)今週の日本株CFD2銘柄

今週も日本株CFD2銘柄のうち、1銘柄はファンダメンタルに割安株を探しテクニカルで絞る、もう1銘柄は誰でも知っている銘柄から選んで現状どのような判断ができるのかをテクニカルな観点から見ています。

まず、割安株スクリーニング銘柄ですが以下の条件を適用します。

・PER(株価収益率)20以下
・PBR(株価純資産倍率)1.5以下
・PSR(株価売上高倍率)5以下

そして、テクニカルな条件は7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける(ゾーン・エグジット)が発生した銘柄とします。必要証拠金(個人)は20%の銘柄がありませんでしたが30%に広げたら1銘柄だけあてはまりましたので、今週はその銘柄を選びました。

4966「上村工業」

最近は誰もが知ってる銘柄が多かったのですが、久しぶりにあまり聞かない銘柄のピックアップです。私も知りませんでしたが、上村工業は大阪市に本社を置くプリント基盤用などのメッキ用薬剤・機械を扱う業界首位の会社とあります。1848年創業と古くからある会社でASEANにも拠点を置いているようです。

テクニカルにも見てみましょう。日足チャートです。

(チャート提供:サクソバンク証券)

チャートを見ると8月上旬に買われ、その後は高値圏でのもみあいを経て現在は若干下げている動きです。8月安値と8月高値のフィボナッチリトレースメントも表示してありますが、高値圏でのもみあいを抜けた水準と23.6%押しがほぼ一致、現在は38.2%押しの水準で、下がった場合の目処は半値押しというところです。

となると当面は6835円〜7213円でのもみあいを継続しやすいというイメージで、押しが入れば買いというところでしょうか。

9984「ソフトバンクグループ」

もうひとつはARMのNVIDIAへの売却を正式に決めたソフトバンクグループです。半導体業界における過去最大の買収ということになりますが、業績悪化に苦しんでいたソフトバンクグループとしては売却益1兆円となるわけですから、なんだかんだ言って孫さんは大したものだと思わせるニュースでした。

日足チャートをご覧ください。

(チャート提供:サクソバンク証券)

それまでソフトバンクグループは8月戻り高値7077円から9月9日には5432円まで水準を下げていましたが、このニュースによって本日は6784円まで水準を回復してきました。株式市場全体の地合いにもよりますが、8月高値を視野に入れた展開となってきているかと思います。

ただテクニカルには若干買われ過ぎの感もありますので、押し目を狙いたいところです。

■来週の注目イベント(コラム)

一連の金融政策イベントが終わり、東京市場は今週末から4連休そして半期末へと向かいます。菅新内閣が誕生しましたが、アベノミクス路線継続とはいえ、新閣僚の評判も悪くはないようです。日本株の上昇につながるかどうか米国株の動きとともに重要な9月下旬に入ります。

そして米国では翌週29日に大統領選に向けて第1回TV討論会が開かれる予定ですが、直近ではトランプ大統領がバイデン大統領を追い上げる動きも見せてきています。ただ米国では9月末で切れる雇用補助金が切れてきますので、そうしたことも含めて株価が底入れするか、調整が続くのか、9月末に向けて日米とも株式市場の動向が他の金融市場へ影響を与えやすくなってきそうです。