■SaxoTraderPRO

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SaxoTraderPRO概要

■日本株式CFD

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日本株CFD概要

■先週の振り返り

先週はユーロドル(EURUSD)と日本株CFD2銘柄を取り上げましたので、その後の動きを見ておきましょう。

(1)ユーロドル(EURUSD)

ユーロドル(EURUSD)は「10月末に交渉期限を迎えるEUと英国のブレグジット移行期間後の交渉が難航していること、欧州の一部の国で再び新型コロナ感染者数が急増していること、さらにテクニカルにもユーロ一段安が懸念されるチャートパターンとなっていること」を示し「1.15の大台をターゲットにする動きになってきた」としました。

その後のユーロドルは、1.16004まで水準を切り下げましたが、火曜以降はポンド買いに引っ張られてのユーロ買い戻しが目立っての四半期末となりました。10月に入りましたが、基本的な材料に変化が無いことを考えると、上がったところでは引き続き売りが出やすい流れが続く可能性が高いと見ています。

(2)日本株CFD

日本株CFDは2銘柄取り上げていますが、1銘柄は株価の割安感を測る3指標「PER(株価収益率)が20以下」、「PBR(株価純資産倍率)が1.5以下」、「PSR(株価売上高倍率)が5以下」のスクリーニングをかけてピックアップしています。

銘柄数を絞るためにテクニカルも併用し、ゾーン・エグジット(7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける)が発生した銘柄を押し目買い銘柄としています。

先週は以下の銘柄をピックアップしました。

・8304「あおぞら銀行」

一部のファンドであおぞら銀行株を買っているのでは無いかと思わせるニュースも出ていましたが、チャート的には最近のもみあいを下抜け始めたものの、大きく下げそうなチャートでも無く、押し目を狙うのであれば悪くないとしました。

その後のあおぞら銀行は、1855円までは戻したものの再び下げに転じ直近安値を割り込む展開となっています。ただ、テクニカルなターゲットとしてはいったん下値の目処となっていますので、そろそろ下げ止まる水準となりそうです。

もう一つは話題が続いた以下の銘柄を取り上げました。

・9432「日本電信電話」

更なる大きな話題が出て、NTTドコモを完全子会社化するとの発表がありました。ドコモはプレミアム分で大きく上昇していましたが、NTTは逆にTOB資金の負担等を悪材料に下げることとなりました。

ドコモ子会社化の効果が出るには時間がかかりそうですから、しばらくは上値の重たい展開が続くこととなりそうです。それにしても、NTTがドコモを子会社化するというのは証券関係者にとっても驚きであったようで、親子上場会社の中でも最も無さそうだという見方をされてきたようです。

筆頭株主はいまだに日本政府が32%と圧倒的ですから、5G後にはNTTが中心とな離、他のキャリアとともに世界を狙って欲しいものだと思うニュースでした。

■今週の注目銘柄

今週はNYダウCFD(US30.i)と今週の日本株CFD2銘柄を取り上げます。

(1)NYダウCFD(US30.i)

NYダウCFD(US30.i)は9月24日を安値に、その後は買い戻しが強まっています。米国の主要株価指数は軒並み反転上昇の動きとなっていて、米国株は再び上昇トレンドに戻ってきた可能性もありそうです。

昨日の米国大統領選第1回TV討論会は非難の応酬で酷い内容でしたが、大統領選に向けてトランプ大統領は株価が上昇する動きを作り選挙戦を少しでも有利にしたいと考えそうですし、最近では米国の新型コロナの感染者数も落ち着き始め、NYのレストランは昨日、3月中旬以降半年ぶりに店内での飲食を再開するなど、着実に回復の動きは出てきています。

いっぽうでスペインやフランスのように感染者拡大のきっかけとなる可能性も否定できず、議会での共和党と民主党の協議が合意方向で動いてくれば、目先は好材料が多いという流れになっていきそうです。

テクニカルには次の日足チャートをご覧ください。

(チャート提供:サクソバンク証券)

9月高値からは下降ウェッジの下げとなっていましが、9月29日にレジスタンスを上抜けたことで短期的には9月24日で底打ちした格好です。すると現在の水準は9月高値と安値の半値戻しの水準を超えてきていますので、次のターゲットとして61.8%戻しの28181.7、そして9月16日高値28366.1もターゲットです。短期的な上昇の目処として28000ドル台前半を考えておくと良さそうです。

(2)今週の日本株CFD2銘柄

*10月1日の東証は朝からシステム障害で取引が停止していますので、個別株CFDも本日は取引が行われていません。明日の取引再開までは売買できないことにご注意ください。

今週も日本株CFD2銘柄のうち、1銘柄はファンダメンタルに割安株を探しテクニカルで絞る、もう1銘柄は誰でも知っている銘柄から選んで現状どのような判断ができるのかをテクニカルな観点から見ています。

まず、割安株スクリーニング銘柄ですが以下の条件を適用します。

・PER(株価収益率)20以下
・PBR(株価純資産倍率)1.5以下
・PSR(株価売上高倍率)5以下

そして、テクニカルな条件は7期間RSIが30以下の水準から上へと抜ける(ゾーン・エグジット)が発生した銘柄で必要証拠金(個人)は20%の銘柄ですが、今回は該当なしになってしまいましたので、証拠金率を30%として以下の銘柄を選びました。

4966「上村工業」

上村工業は2週間前にもピックアップしたことがありますので、覚えている方も多いと思います。大阪に本社を置くプリント基盤用などのメッキ用薬剤・機械を扱う業界首位の会社ですね。

早速チャートもみてみましょう。日足チャートは以下のような感じです。

(チャート提供:サクソバンク証券)

2週間前から振り返ると高値圏でのラウンドトップの反転パターンとなり、8月安値から8月高値の上げに対して、現在の水準はほぼ61.8%押しの6666円の水準と重なっています。テクニカルには前回ピックアップ時よりも買いやすい水準になってきたと考えられます。

もうひとつは、東証が終日売買停止で金融市場に衝撃を与えているJPX(日本取引所グループ)を見てみましょう。

8697「日本取引所グループ」

寄り付きから売買停止状態が続き、後場の復旧も出来なくなったことで本日の東証は終日取引停止となりました。今回のような全銘柄の売買停止は15年ぶり、終日の売買停止は史上初です。

かなりやらかした感がありますので、日本取引所グループとシステムを開発した富士通は明日の取引では売られること必至だと思われます。さすがに明日は取引復旧になると思いますが、ここでは日本取引所グループ(JPX)を見てみましょう。

日足チャートですが、昨日までのチャートです。

(チャート提供:サクソバンク証券)

チャートのトレンドは上昇基調だったのですが、今朝の障害で下げる動きを予想すると9月の高値2回でダブルトップを形成することとなります。RSIが昨日時点でゾーンエグジットとなっていて売りシグナルが出ていることも重なり、短期的には下降トレンドへの転換ということになるでしょう。

■来週の注目イベント(コラム)

昨日の米国大統領選第1回TV討論会をCNNjでずっと見ていましたが、酷い内容でした。討論の3分の1が終わった段階でこれではどちらにも入れたく無いと思わせる状況でしたが、司会者に史上最もカオスな討論会でしたと言わせる状況でしたから、昨日は両者とも敗者であったと思います。

世論調査では、ほとんどがバイデン 前副大統領リードとしてきましたので、その状況は変わらずでしょう。10月には副大統領の討論会と大統領の討論会2回がありますが、ラストスパートでどうなるのか情勢判断は持ち越されました。

そして明日は米国雇用統計、来週も連日経済指標の発表が予定されていますが、第4四半期に入り米国の堅調な株価の動きが継続するかどうかが見所でしょうか。日柄的には明日10月2日前後で金融市場に変化が起きやすい時間帯となっていますので、来週の株価の動きに個人的には警戒したいと考えています。