FX取引で投資家の強い味方となるのが、「テクニカル分析」。テクニカル分析は、過去の値動きをパターン化し、今後の値動きを、そのパターンから予測する手法のこと。売買のタイミングをはかったり、取引のリスクを未然に防ぐうえで、多くの投資家が利用しているツールです。

ただしテクニカル分析を使えば必ず取引に勝てるというものではありません。予測が外れてしまうこともありますし、将来のチャートの動きを100%保証するというものではありません。売買のタイミングを捉えるのに大いに役立ちますが、取引では最終的に投資家自身の判断が重要になるということを覚えておきましょう。

テクニカル分析には、すべての投資家にとって親しみやすいものから、初心者にはあまり使われていない「やや上級者向き」のものまであります。

サクソバンクでは、あらゆる投資家のニーズに応えるために、FX業界でも屈指の質と量を確保し、60種類以上のテクニカル分析を用意していますが、主なものだけでも以下の20種類があります。

  ● 移動平均系テクニカル分析
  ● トレンド系テクニカル分析
  ● オシレーター系テクニカル分析
  ● その他テクニカル分析

移動平均系

移動平均線


移動平均線は過去の一定期間の終値を平均して線グラフにしたもの。最もメジャーなテクニカル分析の1つです。ローソク足に惑わされずトレンドを掴むのに有効です。

EMA


EMAは指数平滑移動平均とも呼ばれます。直近の価格が重要という考えに基づき、当日の価格を2倍している点が通常の移動平均とは異なります。今後の価格の動きを予測する上で役立ちます。

修正移動平均


一般の移動平均線では当日終値が前日終値よりも高い場合に移動平均線が下がってしまうことも。このデメリットを克服したのが修正移動平均。前日の修正移動平均と当日終値から当日の修正移動平均を計算します。

加重移動平均


EMAと同様に、直近の価格に近いものほど重要度を大きくした移動平均線が加重移動平均。最も現在に近い日の重みをnとし、その前日をn-1、n-2…などと重みを減らしていって、最終的に0にします。

トレンド系

ボリンジャーバンド


ボリンジャーバンドはトレンドの方向性がわかるのが特徴。チャートは約95%の確率で±2σの枠内に収まります。価格がレンジにタッチしたら売買サイン。

エンベローブ


「エンベロープ」という言葉は、「包む」という意味。上のバンドにチャートがタッチしたら売りシグナル、下のバンドにタッチしたら買いシグナル。相場の反転のポイントを見極めることができます。

ドンチャンチャネル


トレンドの方向性と売買サインを示唆するドンチャンチャネル。中間線を下回れば下降トレンド、上回れば上昇トレンドです。取引では順張りで利用しましょう。

ピボット


ピポッドは当日の高値・安値・終値の3つの値を使って支持線・抵抗線を設定。翌日の株価はかなりの確率でその範囲内に収まります。支持線・抵抗線にタッチしたら売買サインです。

パラボリックSAR


パラボリック(Parabolic)は「放物線」という意味。独特のドット・ラインが特徴です。価格がドット・ラインにぶつかったら売買サインになります。

オシレーター系

RSI


パラボリック(Parabolic)は「放物線」という意味。独特のドット・ラインが特徴です。価格がドット・ラインにぶつかったら売買サインになります。

ストキャスティック

ストキャスティックは、オシレーター系であるRSIの仲間で、相場において「買われ過ぎ」や「売られ過ぎ」を示唆しますが、レンジ圏でも力を発揮します。

一目均衡表


一目均衡表は、5つの要素からなり、基準線は相場の方向性を示唆します。転換線と基準線の2本の線がクロスする時は売買サイン。「雲」は価格の抵抗帯になったり支持帯になります。

モメンタム


モメンタムは相場の勢いや、「買われすぎ」や「売られすぎ」がわかるツールです。100のラインを相場の強弱分岐点とし、0ラインから離れた地点が売買サインとなります。

オシレーター


OSCとも呼ばれる「オシレーター」は、RSIと同じく相場の過熱感を図るテクニカル分析の1つ。14日、28日の2つの期間の平均値から算出し、価格が0ラインを大きく離れたら売買サインとなります。

MACDヒストグラム

MACDヒストグラムは、売買タイミングをはかるMACDを利用して棒グラフ状に図示したもの。棒グラフが減少から増加へ転じた時が「買い」、増加から減少へ転じた時が「売り」サインになります。

ウィリアムズ%R


ウィリアムズ%Rとは、ラリー・ウィリアムズによって開発された指標。他のオシレーター分析とは目盛りの読み方が異なり、買われ過ぎが-20以上、売られ過ぎは-80以下となります。

その他

フィボナッチ


フィナボッチ(フィナボッキ)は、価格の上げ幅と下げ幅を予測するテクニカル。61.8%、50%、38.2%で、押しや戻りの目標価格を推測し、抵抗帯や支持帯としての機能を持ちます。

ギャンファン


ギャンファンは、20世紀前半に活躍したトレーダー「ギャン」(W.d.Gyan)が編み出したテクニカル手法。8分割したレンジを、抵抗帯や支持帯として、売買シグナルとして利用します。

ポイント&フィギュアチャート


ポイント&フィギュアチャートは時間の観念を無視した非時系テクニカル分析です。純粋に価格の動きだけを対象にしてトレンドの方向を分析します。

コポック指標


コポック指標は、1960年代にE.S.コポック氏が考案した指標です。現状の価格と一定期間前の価格の騰落率を計算し、直近データーを重要視し、相場の方向性をはかります。