■オートチャーティストとは

オートチャーティストとはSaxoTraderGOで取引できる商品のチャート分析を自動で行い、確率が高いと考えられる売買戦略を表示する取引支援ツールです。チャート分析はテクニカル分析でも最も基本かつ重要なチャートパターン(各種の反転、継続パターン)、キーレベルパターン(トレンドライン)、フィボナッチパターン(リトレースメント等)が完成した場合、あるいは形成中に一覧表示されます。一覧表示では、各種パターンの詳細、取引を行う場合のターゲット等の情報が表示され、表示する情報をフィルターで絞り込むことが可能です。この売買戦略レポートでは、この一覧表示の中から翌週にも有効と考えられる通貨ペアを毎週3通貨ペア、ピックアップしていくこととします。

10分でできるオートチャーティスト・クイックマニュアル
オートチャーティスト・完全ガイド
オートチャーティスト・チャートパターン分析入門

■先週のレビュー

先週のストラテジは選択肢が少なかったため、3つともマイナーな外貨クロスとなりました。自動でストラテジを提案するタイプのツールでは、時に思ったようなピックアップが無いこともありますが、それはそれで普段は見ることの無い通貨ペアを見るチャンスと捉えて見るとFXに対する興味も広がります。それでは順に結果を見ていきましょう。

(1)EURGBPの売り(シグナル点灯11月1日)TP=0.8789、SL=0.8939

EUR売りGBP買いです。執筆時点のレートが0.88281、その後のレンジは0.87019~0.88503と執筆直後から着実に下げる動きとなりました。1日NY市場でTPに到達、結果として+39.1pipsの利益です。

(2)AUDCHFの買い(シグナル点灯10月30日)TP=0.7230、SL=0.7022

AUD買いCHF売りです。執筆時点のレートが0.71739、その後のレンジは0.71637~0.72996とこちらは執筆直後から着実に上げる動きとなりました。2日東京市場でTPに到達、結果として+56.1pipsの利益です。

(3)NZDCADの買い(シグナル点灯11月1日)TP=0.8709、SL=0.8572

NZD買いCAD売りです。先週執筆時点のレートが0.86469、その後のレンジは0.86186~0.89312と、こちらも執筆直後から上げています。1日NY市場でTPに到達、結果として+62.1pipsの利益となりました。

今週は全勝でそれなりの利益が出ましたが、残りものには福があるパターンだったのでしょうか。(1)のEURとGBPはブレグジット協議の進展思惑、(2)と(3)は米中間の貿易摩擦が和らぐとの思惑からAUDが買われNZDも追随したということが理由だったと言えます。あとから振り返ればなるほどというところですが、執筆時点ではそのようなことはわかりません。やはりテクニカルなチャートパターンのブレークはそれなりにエッジがあると言ってよいと感じる結果でした。ピックアップ時のチャートパターンは下のリンクから先週の記事をご覧ください。

■米国中間選挙を終えて

米国中間選挙の結果は大方の予想通り、上院共和+下院民主のネジレが生ずる結果となりました。東京前場こそ開票中でマーケットが薄い中、米金利の上下で触れる動きも見られましたが、その後はじり安の動きを経て米国株高によるドル高という展開が昨夕以降続いています。

ネジレによってトランプ大統領がこれまでのように独断的な政治運営を行うことは困難となりますが、2年後の大統領選に向けて民主党としてもこれまで上昇してきた株価を下げるような公約を今回の選挙戦で出すことはできませんでした。トランプ大統領・共和党は中間層への減税を掲げ、いっぽうで民主党は同額のインフラ投資支出を公約として掲げました。株式市場にとってはどちらが下院を握っても株高という捉え方をしていたように思えます。

また今夜にはFOMCがありますが、来月12月の利上げがほぼ確実視される中、どのような発言が出てくるのか気になるところです。仮に金利上昇が強まるようであれば、それを嫌気して株式市場は売りに転じそうですが、その下げ幅を見ながら為替市場は金利高をドル高と取るか、あるいは株式市場のリスクオフでドル安と取るかわかれそうです。

また中期的には選挙戦を終えたことで、ホワイトハウスは通商協議を進める方向になりますので、現在のドル高地合いを素直に認めるとも思えず、114円台を超える水準は警戒水域であることにも変化はありません。どうも選挙が終わっても方向性が見えてこないこれまでの状況が続きそうですが、今年は年間レンジがまだ9円88戦と変動相場制に移行した1973年以降ではもっとも狭いレンジです。上が限られるとなると、最小レンジ更新は間違いない感じがしてきました。

■今週の特徴

まず、大阪のイベントでサクソバンクのブースに来ていただいた方にお礼申し上げます。ブースのミニセミナーでは午前と午後に同内容で米国の株価指数CFDと欧州の株価指数CFDについて紹介させていただきました。今回はうまい具合に欧州株価指数で2ついい感じのシグナルが出ていますので、ミニセミナーでも紹介したDAXとEURO50を、またFXからドルメキシコを選択しました。

■今週のピックアップ

(1)DAXの買い


ひとつめのCFDはドイツ株価指数DAXのCFD(GER30.i)の買いです。米国の中間選挙後に米国株の買いが目立ちましたので、もう少しの追随はありそうだということも後押し材料です。チャートパターンは「トライアングル」の上抜けによる買いで、シグナル点灯後23時間以内にグレーのゾーン下端にあたる11.835.01まで上昇する可能性が指摘されています。

戦略:DAXの買い(シグナル点灯11月8日)本日始値で買い(*)
TP=11835.01、SL=11441.25

*東京時間は市場が閉まっているため、次週レビューで報告

(2)EURO50の買い


ふたつめはEURO50という欧州主要株式指数のCFD(EU50.i)の買いです。こちらも「トライアングル」の上抜けによる買いです。シグナル点灯後22時間以内にグレーのゾーン下端にあたる3299.27まで上昇する可能性が指摘されています。

戦略:EURO50の買い(シグナル点灯11月7日)本日始値で買い(*)
TP=3299.27、SL=3196.76

*東京時間は市場が閉まっているため、次週レビューで報告

(3)USDMXNの買い


最後はFX、USD買いMXN売りです。中間選挙も予想通りに終わり、米株高がドル高材料となっているため、短期的には妥当な選択だと思われます。「下降チャネル」上抜けによる買いで、シグナル点灯後10時間以内にグレーのゾーン下端にあたる20.0509まで上昇する可能性が指摘されています。

戦略:USDMXNの買い(シグナル点灯11月7日)執筆時点19.8557
TP=20.0509、SL=19.5756