■SAXO TradingView

SAXO TradingViewのチャートは多くのプロダクトをチェックできること、テクニカル指標や描画ツールが豊富なことから、チャートの分析には欠かすことができないものとなっています。当レポートにおいてもTradingViewのチャートを利用しています。概要は以下のページからご覧ください。

TradingView概要

■先週の振り返り

先週はNYダウとドル建て金(XAUUSD)について分析を行いました。

(1)NYダウ

NYダウは「G20サミットを前に楽観的な思惑だけで史上最高値更新をつけることは難しい」としましたが、その後上昇の動きは見られたものの史上最高値更新まではならず、昨日の終値時点で同水準へと押してきています。今週末の大阪G20サミットでは29日に米中首脳会談が行われると発表がありました。すべてはこの週末にかかっていると言っても過言ではないでしょう。

(2)XAUUSD

ドル建て金は「テクニカルには1400ドル台乗せを早晩見る動きが考えられ、ターゲットとしては2013年8月高値の1433ドル台を目指す流れ」としました。今週の高値は1438.83とターゲットを達成した後にやや下押しが入っています。しかし、長期的な金の上昇トレンドはまだ芽が若いといえ、今後も下押しを挟みながらも強い地合いを続けていくと考えられます。今週も先週に続いてXAUUSDを取り上げますので、現在の立ち位置と次のターゲットについて考えます。

■今週の注目銘柄

(1)XAUUSD

上記の通り、今週もドル建て金を見ていきます。先週と同じ週足チャートですが、範囲をやや狭く表示してあります。また長期レジスタンスラインはそのまま残しました。

上述の下押しを挟みながら、の下押しの限界点としてはこの長期レジスタンスがを上抜けた1360ドルレベルですが、上抜けからターゲット達成までにわずか4営業日であったことを見ても深めの押しが入る可能性も考慮し、1360ドルが鉄板のサポートと考えます。

いっぽう次の上値のターゲットですが、これは昨年8月安値を起点とした上昇N波動を想定します。すると今年2月までの上げ、その後の4月下旬の押し、そして長期レジスタンスの上抜けで上昇N波動が完成です。このNにフィボナッチ・エクスパンションをあてはめると、100%エクスパンション(均衡表のN値でもある)は1452.8ドル(黒のターゲット)ですが、現行水準からするとあまりに近いターゲットです。

そこで、127.2%(161.8%の平方根)エクスパンションを見ると1503.51ドル(緑のターゲット)となっていることがわかります。ちょうど大台の1500ドルとも重なりますので、次のターゲット兼レジスタンスとしては1500ドルの大台を考えておくと良いでしょう。

(2)NY原油(WTI)

今週はコモディティ続きとなりますが、米国とイランとの緊張の高まりから中東の地政学的リスクによる原油価格上昇が見られますので、どこまで上る可能性があるのかを見ておくことは重要です。こちらは日足チャートをご覧ください。

NY原油は直近では4月高値から下げ、6月に短期ダブルボトムを形成、そのネックライン(ピンクの水平線)を上抜けたことでテクニカルには上昇トレンドが始まったと考えられます。現在の水準はこれら高値と安値のちょうど半値戻しの水準に位置していますので、落ち着きどころとしてはひとつの候補となる水準です。

しかし米国とイランとの緊張が続く限り原油価格は底堅い動きを続けやすく、次のターゲットとしては61.8%戻しの60.383ドルとなります。ほぼ大台の60ドルと重なることから現在のNY原油は60ドルをターゲットとした上昇トレンド継続中と見ることができるでしょう。